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あなたの燃える手で

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Archive2008年03月 1/1

TRI△ NGLE

△5一週間後、明美はホテルのロビーを横切り、エレベーターに乗ると18階のボタンを押した。音もなく閉る扉、足元から生まれる浮遊感。そして少しばかりの期待と恐れ。明美はエレベーターの中で、先週の桜子との約束を思い出していた。あの小指を絡めた瞬間から、明美は桜子の虜になっていた。傷ついてもいい、踏み込んでみよう。明美はそう思って18階の通路を歩いた。スプリングコートの下のミニスカートから、形のいい生脚が見...

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TRI△ NGLE

△4「ごちそうさま。美味しかったわ」明美は青いガラスの向こうに姿を消した。「ありがとうございました」その姿を見送ったLが扉に鍵を掛ける。AM 2:00。流れるジャズはテナーサックスからピアノに変わった。微笑みながら桜子の隣に座った。「いいの? あんな約束して……桜子のこと相当気に入ってたみたいだけど。来週、彼女来るかしら?」「来るよ、絶対」「そうじゃなくて、彼女、明美さんはあたし達と同じ性癖の持ち主よ...

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TRI△ NGLE

△3ホテル「クイーンホリデー」の18階は、痛い程静まりかえっていた。ジャズの流れる店内に、Lのカクテルを作る硬質な音が心地よかった。Lは出来上がったグラスを、明美の前に押し出した。「どうぞ。ウォッカマティーニです」「ありがとう」突然、横の桜子が明美に話しかけてきた。「そのカクテル、007のカクテルなんですよ」「007の……?」意中の人に突然話かけられたような戸惑いを見せながら、明美が桜子を見た。「そ...

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TRI△ NGLE

△2    週末の深夜。Bar『MELLOW BLUE』には、2人の女性客がカウンターに座っていた。店内にはジャズサックスの知らない曲が流れている。明美は桜子と呼ばれた彼女に、強烈に惹きつけられた。「ねぇ、L。いいでしょ。もう一杯だけ……」(なんて綺麗な子。それに可愛い声)決して酔っている訳ではなかったが、彼女の目は少々虚ろだった。彼女の前には、空のシャンペングラスと吸い殻が3本入った灰皿、そしてたぶ...

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TRI△ NGLE

あの店であの子に出会って、すべてが始まった。やっぱりあれは一目惚れだったと思うし、あたしは別に後悔していない。霧が晴れ森が真実を現し、日が昇りあの星座は消えても……。            TRI△NGLE△プロローグ風温む4月のある週末、夜空には星々を押しのけるようにして満月が高く昇り、その下には青白い雲が、蛇のようにその身を横たえていた。「夢の森駅商店街」の裏通りを歩く、一人の女『桐沢明美』。彼女...

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花散る午後

30 最終話いよいよ奈津子の尿意は限界を迎えつつあった。「あぁぁ、もう出る。出ちゃうぅ」「あらあら、お漏らしですのぉ? 皆さんカメラの用意はよろしくて」「いつでもいいわよ」「あたしも」恵美と綾子がタイミング良く返事をする。「あぁ、やめてっ和美さん。ホントにホントに出ちゃうのぉ」「それは大変ですわぁ」そう言う和美に、奈津子が哀願の眼差しを向ける。「んん? まだやめませんわよ。出るその瞬間まで続けます...

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蛍の言の葉

 『蛍の言の葉』は、予告やお知らせ、作者の近況報告などをお伝えします。 ー 予告 ーいつもこのブログを訪れていただき、ありがとうございます。桜の蕾が少しずつ膨らんできましたね。開花予想、東京は3月26日頃だそうです。さて、1月から連載していました『花散る午後』もいよいよ最終回を残すのみとなりました。と言うわけで、今回は次回作の予告をチョットだけ・・・。タイトルは『TRI△NGLE』(トライアングル)...

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花散る午後

29和美の執拗な責めは、終わる気配は全くない。責めが長引けば長引くほど奈津子の尿意は高まっていくばかりだ。和美を操る綿棒は、奈津子の反応を見ながら微妙に動きを変えていった。角度や深さ、動かし方やリズムを変え、一番悶える場所を探していった。「ああぁ、いやぁぁ~やめてぇ~。あぁ、だめっ、いやいやぁ、だめぇぇ~」「んん~んん~堪らないわねぇ。ほらぁ、これはどうかしらぁ?」その時、奈津子の喘ぎが一際高まっ...

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花散る午後

28ローテーブルに縛り付けられ、尿意の迫る体を責められている奈津子を、志帆は満足そうに眺めていた。「ふふっ、とっても面白いわ。もっと虐めてやりなさい。ジワジワと苦痛を長引かせてやるのよ」「志帆さんも好きなんだから。まぁ、あたしも人のことは言えないけどね」そう言って志帆の隣で奈津子を見下ろしている、リーダー格の綾子が立ち上がった。「ねぇ、こっちの花瓶にしない」綾子が持ってきたのは透明なガラスの花瓶だ...

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花散る午後

27和美の摘む綿棒が奈津子の小さな穴に触れた。そして軽いノックを繰り返す。「うっ、くっくっぅ。いやぁ、だめっ、だめよぉ和美さん」「ふふふっ、こうやってジワジワと虐めるのって、とっても興奮しません?」「いやぁ、やめてぇ」「んん? ココからいっぱい出るんでしょう? 恥ずかしいわぁ、みんなにみられるなんてぇ。とってもはしたいことですわよ。奈津子さん。んん? ココでしょ? ほらっ、ココココ」「あぁぁ、本当...

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花散る午後

26部屋のローテーブルに寝かされた奈津子を、5人が取り囲んだ。志帆が立ち上がり、新たな縄を持ってくきた。そして奈津子の片脚の膝を曲げさせると、脛と太股に縄を巻き付けそのまま縄をテーブルの下に回した。「ねぇ、お願い待って。トイレに、トイレに行かせて……」恵美が奈津子の脚を広げ、閉じられないように力を入れた。「あぁん」「そのまま抑えてて」そう言って志帆はテーブルの下の縄を1度強く引き、テーブルの脚に2~3...

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花散る午後

256人の座るテーブルに、ビールのジョッキが6つ運ばれてきた。食事はビールの乾杯から始まり、ビールのお代わりをしながら、約1時間ほど続いた。そうして午後8時過ぎ、6人は志帆の部屋に集まり1日の労をねぎらっていた。「でも驚いちゃったわ。まさかノーパンだなんて……」「結構スリルあったでしょ? 奈津子さん」「えっ? えぇ。あんな事初めてでしたし」「そうよねぇ。もっと短いスカートだったら面白かったかもね」「今...

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花散る午後

24志帆の濡れた舌が奈津子の蜜壺に近付いていく。「んん~いやらしい匂いねぇ。でも好きよぉ。この匂い」「あっ、あぁ、いっ、いやぁ」そして志帆は奈津子の蜜壺に吸い付くと、舌を差し込みその蜜を味わうように舐めた。ネチャネチャという淫靡な音が、奈津子の耳にも届いていた。「あぁぁ~あっ、ああっ、んふぅ。あぁん、いっ、いいぃ~」「気持ちいいのぉ? 奈津子さん。でも、逝くのは、ア・ト・デ。食事が済んでからよ。ふ...

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花散る午後

23志帆と綾子は奈津子の両肩に手を置いた。「あとで食事に行かなちゃならないから……服はそのままでいいわ」志帆はそう言うと綾子に目配せをした。「さぁ、立って」綾子の言葉に促され、奈津子は立ち上がった。奈津子は黒い膝上のスカートに薄い桜色のジャケットを羽織っている。そして二人は奈津子の黒いスカートを捲り上げた。「あっ、いやっ」奈津子は反射的に脚を閉じ、膝を曲げ中腰になった。「ふふっ、今更イヤもないでしょ...

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土