2ntブログ

あなたの燃える手で

Welcome to my blog

Archive2009年08月 1/1

ちゃんと抱いて

15里美さんがベッドから起き上がり、ふと時計を見た。「もうこんな時間。そろそろ帰ろうか? お腹も空いたし」あたし達は一緒にシャワーを浴びると、手早く着替えを済ませた。最後に里美さんがあの花の香りのコロンを付けた。それはピンク色の可愛い小瓶に入っていた。「舞ちゃんも付ける?」「うん」あたし達は同じ香りを纏うと、一緒に部屋を後にした。外はまだチョット蒸し暑かった。車に乗り込み、海沿いの国道に出た。「舞...

  •  0
  •  0

ちゃんと抱いて

14濡れた瞳はトロリと甘く、唇は熟れた果実のように妖艶だった。「ねぇ、舞ちゃん。69って知ってる?」「……うん」「やってみる?」「うん」あたしはチョット恥ずかしかったけど返事をした。いいよ、里美さんとなら……。里美さんはあたしの上でクルリと向きを変えると、あたしの顔を跨いだ。そして腰を下ろすようにあたしの顔にソコを近づけた。今あたしの目の前には里美さんのアソコが……。初めて見る同姓のソコ。グロテクスって...

  •  0
  •  0

ちゃんと抱いて

13さっきまで裸で向き合うのも恥ずかしかったなんて信じられない。だって今、里美さんはあたしのアソコを舐めているんだもん。あたしは両脚を大きく拡げて、彼女の前に全てを晒している。それは気持ち良くて、いやらしくて……。でもそれ以上にあたしを大切に思ってくれている、そんな里美さんの優しさを感じる。どこまでも優しく、ソフトに。でもそんな触り方が、逆に敏感なあたしを感じさせているのも事実だった。里美さんの舌が...

  •  0
  •  0

ちゃんと抱いて

12里美さんの指が、ヌルヌルになったあたしの中で動いてる。それはそっと……、それでいてとっても気持ちイイ。里美さんはあたしと目を合わせると優しく微笑んだ。それはあの笑顔とはチョット違って、なんて言うか大人の微笑み。そんな感じだった。「感じる……?」「……うん」あたしの中で指をくねらせながら、里美さんの顔が近づいてくる。だから視界はすぐに里美さんで一杯になった。そして柔らかな唇があたしの唇に触れた。もう何...

  •  0
  •  0

ちゃんと抱いて

11小さなテーブルに、空になったコーラを置いた。そしてあたし達はキスをした。これで4回目? 5回目だっけ? ううん、そんなの何回目でもいい。里美さんの手があたしの肩に回ると2人の間がグッと縮まって、それはあたしと里美さんの体温が一つに溶けていくような、そんな感覚だった。キスをしながら、里美さんがあたしをフワリと押し倒す。勿論、あたしは素直に押し倒される。里美さんはあたしの体をベッドの真ん中に持って...

  •  0
  •  0

ちゃんと抱いて

10「ふっ~。サッパリしたね、舞ちゃん」「うん」「はい、タオル」里美さんから白いバスタオルを受け取ると、それを体に巻いてバスルームから出た。そして2人で並んでベッドに腰掛けた。「ねぇ、舞ちゃん。あの夕日、綺麗だったね」里美さんの濡れた髪、とってもセクシー。あたしもこんな女性になりたい。「うん。海に沈む夕日なんて……、久しぶりに見た。あっ、そうだ」あたしは立ち上がると、ハンガーに掛かったワンピースのポ...

  •  0
  •  0

ちゃんと抱いて

9こうして改めて里美さんと向き合うと、やっぱり恥ずかしい。成熟した大人の女と子供のあたし。そんな図式が頭の中に浮かび上がる。「舞ちゃんももう、すっかり大人ね……」このタイミングで言うなんて、里美さん。ちょっとドキッとした。「あたしなんて、まだ……子供、です……」「そんなことないわよ」里美さんの両手があたしの胸を触る。もう里美さんの顔が見れない。「舞ちゃんも触って……」そう言ってあたしの手首を持って、自分の...

  •  0
  •  0

ちゃんと抱いて

8小さなバスルームに2人で入った。薄緑色のタイルが裸足の足の裏にチョット冷たい。あたしに背を向け、里美さんはタオルを片手にシャワーヘッドを持つと、バスタブに向けてコックを捻った。煌めくシャワーから湯気がモクモクと立ち上り、バスルームを白く包んでゆく。里美さんはシャワーの温度を確認するとあたしに振り返った。「はい、流して上げる」「うん……」シャワーヘッドを下に向け、あたしの肩にシャワーを当てた。暖かな...

  •  0
  •  0

ちゃんと抱いて

7里美さんに続いて部屋に入ると、そこは狭い部屋だった。ベッドとテレビと小さなテーブル。それに気持ち程度のバスルーム。部屋の隅にはエアコンと小さな冷蔵庫がポツンと置いてある。決して綺麗な部屋とは言えないけど。でも、あたしにはそれで十分だった。「この部屋、チョット暑くない?」そう言って里美さんがリモコンのボタンを数回押すと、エアコンはけだるそうに仕事を始めた。リモコンを置くと、里美さんはあたしをジッと...

  •  0
  •  0

ちゃんと抱いて

6あたし達は暗い砂浜を、何度もつまずきそうになりながら車へと戻った。海沿いの国道は、まだ海帰りの渋滞が延々と続いている。あたしはフロントガラスから交通情報見上げた。「この先渋滞5キロだって」「お腹空いたね。どっかで夕飯食べていく?」「うん」あたしはゆっくり進む車から、レストランの看板を探す。でも車の中から見るレストランは何処も込んでいて、駐車場も一杯だった。「何処も込んでるね」「そうね、一番込んで...

  •  0
  •  0

ちゃんと抱いて

5里美さんの爆弾発言。まさかここで爆発するとは……。「舞ちゃん、どうして彼氏いないの? こんなに可愛いのに……」「あたし、男の人は……、どうも……」「えっ? それって……」「えっ、あぁ、その違うんです……。違うって言うか、その……」「……?」「実はあたし、2年前にレイプされかけたんです」「えっ! ホント? それで大丈夫だったの?」「えぇ、なんとか未遂に終わったので……」「そう……」「はい、それでそれ以来、男の人はチョ...

  •  0
  •  0

蛍の言の葉

 『蛍の言の葉』は、予告やお知らせ、作者の近況報告などをお伝えします。■お知らせ来週、9日(日)~15日(土)までの更新日は以下のようになります。9日(日)・11日(火)・13日(木)・15日(土)暑い日が続きますが、皆様も体調など崩さぬようお過ごし下さい。...

  •  0
  •  0

ちゃんと抱いて

4>舞ちゃん。こんばんは。>メアド教えてもらって、うれしくて早速メールしちゃった。>明日か明後日なんだけど暇? もし暇ならドライブでも行かない?>運転あんまり上手くないけど、海くらいまでなら平気だから。>うん。平気だと思う。たぶん平気(笑)>それじゃ、おやすみなさい、舞ちゃん。あたしはスグに返信した。だって、だって……。>里美さん、メール貰えてスゴクうれしいです。>天にも昇る気持ちって、このことかな...

  •  0
  •  0

ちゃんと抱いて

3それは衝撃発言と言うか、爆弾宣言と言うか……。まさか「見ました」いやいや、「いつも見てます」なんて言えるワケないし。それどころか昨夜に至っては、「あたしも一緒にシテました」なんて、ますます言えない。とにかく今は最後までトボケ通そう……。「そ、そうだ。里美さんのメアド……、教えて下さい」「いいわよ、ついでに番号も教えてあげる」それから約1時間近く、あたし達はそのカフェでまったりと過ごした。アイスティーの...

  •  0
  •  0

ちゃんと抱いて

2翌朝、月曜日。あたしはお母さんに頼まれて、ゴミを出しに表に出た。何日も続いている熱帯夜のせいで、今日も朝からうだるように暑い。今日は "燃えるゴミ" の日。収集所は里美さんの家の近くの電信柱だ。両手にゴミ袋を下げてそこまで歩くと、すでに10袋のゴミが山になって出されていた。あたしは両手を振り子のように振って、ゴミの上に2つの袋を放り投げた。袋はゴミの山を転がり、アスファルトの上に横倒しになって止まった...

  •  0
  •  0

ちゃんと抱いて

2009 夏休みスペシャルちゃんと抱いてプロローグ里美さんは、笑顔がとても素敵だ。それは間違いない。あの優しくて蕩けるような、それでいて包み込まれそうな。そんな里美さんの笑顔が、あたしは大好きだ。今夜もあたしは部屋のカーテンを少し開けると、毎晩欠かさずしているストレッチを始めた。1あたしの通っている「私立夢の森女子高校」。世間では「夢女」なんて呼ばれてるけど、あたしはこの呼び名が結構気に入っている。あ...

  •  0
  •  0
About this site
女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
About me
誠に恐縮ですが、不適切と思われるコメント・トラックバック、または商業サイトは、削除させていただくことがあります。

更新日:日・水・土