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あなたの燃える手で

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Categoryすれ違いラプソディ 1/6

すれ違いラプソディ

30 最終話あの傘。玄関に立てかけられた青空のような水色の傘。大通り沿いの2階にあるカフェ 『フリージア』からみた傘。千夜がマリィさんと腕を組み、肩を寄せ合って入っていた傘だ。まひるの脳裏に、あの時のことがフラッシュバックのように蘇る。しかし、自分にはそれを咎める資格はない。まひるはそう自覚すると、もう一つグラスを出し、氷を3つ入れた。一方千夜は、ベッドに腰掛けたままタバコに火を点けた。薄暗い部屋に...

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すれ違いラプソディ

29七夕の夜。アパートの前でタクシーを降りようとするまひるの前に、千夜の後ろ姿があった。数十分前まで同じラブホの隣同士の部屋にいたとは、二人は知る由もない。「千夜」「あっ、まひる」「今帰り? ずいぶん遅いわね」「う、うん。まひるこそタクシーで帰ってくるなんて。どこ行ってたの?」「仕事よ、仕事……」「ふぅ~ん、そうなんだぁ」「千夜は、どこ行ってたの?」「あたし、あたしはちょっと、友達と会っちゃって、飲ん...

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すれ違いラプソディ

28両手を後ろで縛られた由梨に添い寝をし、まひるは指先でGスポット責めを開始した。もちろん逝きそうなる由梨を焦らして楽しむためだ。「逝きたい? 逝きたいの? 由梨」「逝きたい、逝きたいです。もう逝かせてください。あたしこんなの……、堪えられないかも……、しれません」「だから楽しいんじゃない。逝きたくて逝きたくて堪らない体をじっくり焦らす。苦しみのたうつ体を虐めるから楽しいのよ」「そんな……、あぁっ、あぁぁ...

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すれ違いラプソディ

27マリィは千夜をマングリ返しにすると、右手の人差し指と中指を蜜壺に、左手の人差し指をアナルに根元まで入れた。「どう? おま◯ことお尻の穴を一緒に責められるのは」 「あぁっ、そんなっ……」「んん~、気持ちいいでしょう。気持ちいいわよねぇ。千夜は両方感じるんだから」それは確かに事実だった。表と裏の快感は背徳の二重奏となって、千夜に襲い掛かり始めていた。「でも逝かせないわよ」「えっ?」「知ってるでしょう?...

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すれ違いラプソディ

26まひるは右手を由梨の股間に持っていくと、中指でその真ん中をなぞった。「あぁぁん」「本当によく濡れてるわ。これなら話が早いわね。ほらっ」中指は亀裂に滑り込み、そのままヌルヌルと潜り込んで行く。「あぁっ、先輩……」「約束通りいっぱい虐めてあげるわ」そして潜り込んだ指は、由梨の快感スポットを探り当てた。「あぁっ、あぁ~ん、そこっ、そこ感じるんですぅ」「ここ? ここが感じるんだぁ。そう、それじゃここをじっ...

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土