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あなたの燃える手で

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Archive2018年07月 1/1

水蜜楼別館離れ

4離れを去り際に言った女将の言葉。「宜しければ今夜お呼びください。たっぷりサービスさせていただきます」あれはどういう意味だったのだろう?女将としての "おもてなし" 、という意味だろうか? それともよくある "アダルト" な意味だろうか?それは呼んで見ればわかる。という答えしか奈津には出せなかった。西の空がほんのりと茜色に染まってきた。しかし夕食には。まだかなりの時間があはずだ。このままもう一度街をブラつ...

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水蜜楼別館離れ

3奈津は女将に案内され本館から別館に入り、離れへと向かっていた。女将の後ろを歩く奈津は、そんな彼女の美しさに目を奪われていた。それは円熟の色香とでもいうのだうか。怪しげなフェロモンは女の奈津でさえムラムラとした気にさせるものがある。その感覚は、女子校から女子大に進んだ奈津にとってわからないわけではない。しかしそれはよくある先輩への密かな憧れ程度のことだ。でもこの人とだったら、間違いが起こっても……。...

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水蜜楼別館離れ

2二人の出会った小さな橋から、水蜜楼の女将と名乗った彼女に付いて歩くこと10分。奈津は水蜜楼へと案内された。「こちらが水蜜楼でございます」「あっ、ここが……」それは空から見れば、森の中にポッカリと空いた穴のように見えるかもしれない。いや、穴というよりは、森を頭と例えれば、それは "十円ハゲ" といえばわかりやすいだろうか。そんなポッカリと空いたスペースをうまく利用し、水蜜楼は建てられていた。それは正面から...

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水蜜楼別館離れ

水蜜楼別館離れPROLOGUE「あぁ、とうとうこんな所まで来てしまった」都心から電車を乗り継ぎ数時間、奈津は見知らぬ駅に降り立った。単線のレールを軋ませながら電車が走り去ると、そこには青いアルプスが目の前に迫っている。そんな景色を眺めながら、奈津は空気を胸いっぱいに吸い込んだ。「はぁー美味しい。やっぱり違うわね。都会の空気とは……」『花村奈津』38歳。夫の浮気で離婚。同時期に職場での上司のセクハラに耐えかね退...

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蛍の言の葉

         ー蛍の言の葉ー  蛍の言の葉は予告やお知らせ、作者の近況報告などを知らせします□ あとがき『すれ違いラプソディ』の連載が終わりました。今回はストーリー重視にしたつもりだったのですが、いかがだったでしょうか。もう少しノスタルジックな感じにしたかったのですが、その辺は今後の課題となりそうです。さてこの時期は毎年恒例 “夏休みスペシャル” です。少し早い気もしますが、もう始めたいと思います。...

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すれ違いラプソディ

30 最終話あの傘。玄関に立てかけられた青空のような水色の傘。大通り沿いの2階にあるカフェ 『フリージア』からみた傘。千夜がマリィさんと腕を組み、肩を寄せ合って入っていた傘だ。まひるの脳裏に、あの時のことがフラッシュバックのように蘇る。しかし、自分にはそれを咎める資格はない。まひるはそう自覚すると、もう一つグラスを出し、氷を3つ入れた。一方千夜は、ベッドに腰掛けたままタバコに火を点けた。薄暗い部屋に...

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すれ違いラプソディ

29七夕の夜。アパートの前でタクシーを降りようとするまひるの前に、千夜の後ろ姿があった。数十分前まで同じラブホの隣同士の部屋にいたとは、二人は知る由もない。「千夜」「あっ、まひる」「今帰り? ずいぶん遅いわね」「う、うん。まひるこそタクシーで帰ってくるなんて。どこ行ってたの?」「仕事よ、仕事……」「ふぅ~ん、そうなんだぁ」「千夜は、どこ行ってたの?」「あたし、あたしはちょっと、友達と会っちゃって、飲ん...

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すれ違いラプソディ

28両手を後ろで縛られた由梨に添い寝をし、まひるは指先でGスポット責めを開始した。もちろん逝きそうなる由梨を焦らして楽しむためだ。「逝きたい? 逝きたいの? 由梨」「逝きたい、逝きたいです。もう逝かせてください。あたしこんなの……、堪えられないかも……、しれません」「だから楽しいんじゃない。逝きたくて逝きたくて堪らない体をじっくり焦らす。苦しみのたうつ体を虐めるから楽しいのよ」「そんな……、あぁっ、あぁぁ...

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すれ違いラプソディ

27マリィは千夜をマングリ返しにすると、右手の人差し指と中指を蜜壺に、左手の人差し指をアナルに根元まで入れた。「どう? おま◯ことお尻の穴を一緒に責められるのは」 「あぁっ、そんなっ……」「んん~、気持ちいいでしょう。気持ちいいわよねぇ。千夜は両方感じるんだから」それは確かに事実だった。表と裏の快感は背徳の二重奏となって、千夜に襲い掛かり始めていた。「でも逝かせないわよ」「えっ?」「知ってるでしょう?...

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すれ違いラプソディ

26まひるは右手を由梨の股間に持っていくと、中指でその真ん中をなぞった。「あぁぁん」「本当によく濡れてるわ。これなら話が早いわね。ほらっ」中指は亀裂に滑り込み、そのままヌルヌルと潜り込んで行く。「あぁっ、先輩……」「約束通りいっぱい虐めてあげるわ」そして潜り込んだ指は、由梨の快感スポットを探り当てた。「あぁっ、あぁ~ん、そこっ、そこ感じるんですぅ」「ここ? ここが感じるんだぁ。そう、それじゃここをじっ...

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すれ違いラプソディ

25両手を後ろで縛られた千夜の腰に、マリィは馬乗りになっている。千夜は脚こそ縛られていないが、ここから見下ろすその姿は、まさに芋虫のようだった。マリィはそんな千夜に覆い被さり、乳首を前歯で甘噛みした。「あぁ、うぅ~ん、マリィさぁん痛い、でも痛いけど感じる」「うふふっ、Mねぇ、千夜」マリィはそれから千夜の腹を腰を、太ももから脛を、足の指から足の裏を次々に舐め回していく。「はぁぁ、あぁん、マリィさん、も...

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土