2ntブログ

あなたの燃える手で

Welcome to my blog

Archive2017年12月 1/1

蛍の言の葉

          ー蛍の言の葉ー  蛍の言の葉は予告やお知らせ、作者の近況報告などを知らせします□ あとがきバビロンリング、やっと書くことができました。というのも、実はこのタイトル、2年前から思いついていたのです。しかし思いついたのはタイトルだけで、ストーリーがついてこない。でもタイトルは気に入っているので、なんとか生かしたい。どうしようどうしようと、決まらないうちに2年の月日が・・・。でもこれで...

  •  1
  •  0

バビロンリング

11 ー最終話ー霧が薄まっていく。少しづつ、少しづつ。宙を舞う羽のような感覚だった永遠に、上下の感覚が戻りってきた。霧が晴れると、永遠はあの占い師の前に座っていた。時間は10分も経っていないようだ。「今のはいったい? 夢?」「大丈夫?」占い師は優しく永遠に声をかけた。「あたし指輪を嵌めたら、急に……。それであなたが、占い師さんが……、あたしに、あのぅ、そのぅ……」「そう、あたしが……。それでどうだった? 夢...

  •  1
  •  0

バビロンリング

10永遠はドロシアの2発目の迸りを感じた。しかもそれはさっきよりも奥だ。「嫌っ、嫌嫌っ。嫌ぁぁぁ~」「どうだい、奥にたっぷりと出してやったよ。これでお前は確実に……」「嫌ぁ~」「あぁ、また出る。出るよ……」ドロシアが、真上から永遠の顔を観察するように覗き込む。永遠と目が合うと、その口がパックリと三日月のように割れた。「嫌ぁぁ~、もうやめてぇぇ~」「んん? 嫌? でももう我慢できないよ。あぁ出る。出る出る...

  •  0
  •  0

バビロンリング

9さっきまでベッドに貼り付け状態だった永遠は、いつのまにか仰向けのまま両足をあげ、その膝は腹に着くくらいに曲げられていた。そして不思議なことに、相変わらずなんの戒めも受けていない手足は動かないのだ。そんな永遠の上に被さるように重なり、ドロシアのグラインが始まった。深く浅く深く浅く、そのストロークはとても長いものだ。そんな動きを繰り返すドロシアの口は、パックリと三日月のように割れている。永遠自身、い...

  •  0
  •  0

バビロンリング

8蝋燭を片手に、ドロシアは永遠の乳首に噛み付いた。「ひぃぃ~、いっ、痛いぃ~」ドロシアはしっかりと痛みを植え付けると、その歯型の残る乳首にロウソクを近づけた。「えっ、あっ、いやっ」「まだ痛い乳首に、ほぉ~らっ、たっぷり」タラリタラリと、痛む乳首に白いロウが垂れていく。ロウは白いマグマのように乳房の斜面を流れていき、やがてそのまま固まって言った。「さぁ、次はどうしてやろうか……」「いやっ、もうやめてっ...

  •  0
  •  0

バビロンリング

7一瞬でベッドに移動した永遠。その体は縛られてはいない。しかし動かない。なぜ動かないかはわからない。何か不思議な力で動けなくされている、としか言いようがない。「な、何? 何なの?」気がつけば最後の砦だったパンティさえも消え去り、今や完全なる全裸となっている。そんな永遠は、ベッドでくねるように抵抗を見せていた。「どうだい? ベッドの寝心地は……」ベッドの側に立ち、ドロシアはもがく永遠を楽しそうに見下ろ...

  •  0
  •  0

バビロンリング

6我慢の限界を超えた永遠は、羞恥より快感を選んだ。「触ってください」「そうだろう、他に誰もいない二人きりなんだ。それが利口だよ」ドロシアは両手の人差し指と親指を伸ばすと、左右の乳首を同時に "チョン" と摘んだ。その途端、永遠の体に快感が生まれた。それは体を走り抜けながら、長く余韻を引くように染み込んでくる。「あっ、あぁぁ~、なんて、なんて気持ちいいの」「そうだろう。いいんだよ。もっと気持ちよくなって...

  •  0
  •  0

バビロンリング

5「きゃぁ~。いやっ、やめてっ、やめてぇー」ドロシアの持ったハサミは、永遠の服を切り刻み、床には服の切れ端が無数に散らばり始めた。「いやっ、いやぁ、何するんですかぁ」永遠はあっという間に下着姿になってしまった。「さぁ、これも」ドロシアはブラの紐を切ると、それを床に投げ捨てた。もう永遠はパンティ1枚しか身につけていない。そんな永遠に、ドロシアが後ろから抱きついた。「んん~、スベスベな肌。ちょっとヒン...

  •  0
  •  0

バビロンリング

4霧が薄まっていく。少しづつ、少しづつ。今まで宙を舞う羽のような感覚だった永遠に、上下の感覚が戻りやがて足裏が何処かに触り、ようやく地に降りた立った感じがしてきた。そしてその変化は、永遠の目にも現れ始めた。霧が薄まるにつれ見えてきたのもの、それは石の壁だった。大きな正方形に近い石を積み上げたような壁。しかもその煤けたような汚れ方は、数百年の経年劣化を経たよな重厚感がある。絶対にここ数年に建てられた...

  •  0
  •  0

バビロンリング

3テーブルにタロットが並べられ、1枚1枚めくらていく。そして最後の1枚がめくられた。カードには片足を木の枝に縛り付けられた男が、逆さに吊るされた絵が描かれている。「おやおや、どうやら思う人とは……。ダメかもしれないねえ」「えぇ、本当ですか? このカードって」「このカードは "吊るされた男" っていってね、頭が下になっているのが正位置なの。でもこのカードは頭が上になってる。つまりカードが上下逆。だから意味...

  •  0
  •  0

バビロンリング

2「教会にこんなところあったんだ……?」ここに教会があることは知っているが、中に入ることは滅多にない。だからだろうか。奥にこんな小屋のような建物があることを、永遠は知らなかった。中に入るとそこは10畳ほどの広さで、占いのためのテーブルと、向かい合って置かれた椅子が二つしかない。「さっ、そこへどうぞ」永遠が言われるままに椅子に座ると、占い師ももう一つの椅子に座った。「それで、何を占って欲しいの?」そう言...

  •  0
  •  0

バビロンリング

クリスマスの夜に、一つだけ願いを叶えてくる指輪。バビロンリング。もしそんな指輪があったら、あなたならどうしますか?これはそんな指輪を手に入れた、ある女の子のお話です。でもこの指輪。なにやら一癖ありそうで……。バビロンリングPROLOGUE12月24日 午後10時。永遠(とわ)は駅からの帰り道を、一人歩いていた。「もうこんな時間まで残業なんて、本当に信じらんない。うちの会社はブラックか……。今日はイブよ、イブ。クリス...

  •  0
  •  0
About this site
女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
About me
誠に恐縮ですが、不適切と思われるコメント・トラックバック、または商業サイトは、削除させていただくことがあります。

更新日:日・水・土