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あなたの燃える手で

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Archive2016年11月 1/1

嗤うペルソナ

10紫苑の筆により、満里奈の乳首はムクムクと勃起を始めた。その様は大型モニターに映し出され、観客たちに見るところとなったのだ。そして反対側の乳首も客たちの前で勃起させられた。「ご覧下さい。これが今回の贄、満里奈の勃起した乳首でございます」吉乃はカメラマンよろしく、乳首を画面中央に映し出した。そして角度を変えては、その形を強調するようにした。「いかがでしょうか。色は申し分のないピンクですが、大きさは思...

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嗤うペルソナ

9客席からの拍手の中で、モニターに明かりが灯った。「それではまず後ろから参りましょうか」吉乃は麻里奈の後ろに回り込むと、カメラを麻里奈の背中に向けた。すると大型モニター、インチでいうなら80インチはあるだろうか、それが一面肌色になった。「どうです? この綺麗な背中……」そう言いながら吉乃が紫苑に目配せすると、紫苑は麻里奈に近づき、アシスタントとしてのスタンバイをした。「次はうなじ……」その声を待ってい...

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嗤うペルソナ

8ハサミは、ドレスの最後の1センチを切り裂いた。ドレスがハラリと床に落ちると、白い麻里奈の上半身が現れた。「いっ、いやぁー」反射的に客席に背を向けようとする麻里奈を。紫苑と朱音が造作もなく正面を向かせる。そこで吉乃がまたマイクを使った。「もうそろそろ下も……、いかがです?」その声に、客席から、そうそう、早く見たい、の声が上がる。「それじゃ、バッサリいく?」「いきますか……」ピエロのペルソナの3人が、3...

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嗤うペルソナ

7麻里奈の両手に嵌められた皮の手枷は、天井から垂れた鎖に繋がれている。その鎖は天井のクレーンで巻き取られ、今の麻里奈は爪先立ちだ。そんなマリアの黒いドレスは、ピエロのペルソナをつけた3人の女達によって切り裂かれ、今や麻里奈の貞操は風前の灯火だった。そしてまた、3人のピエロが顔を付き合わせるようにして相談を始めた。「ねぇ、スカートも短くする?」「えっ? いや、いや、やめて……」麻里奈の泣きそうな声も届...

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嗤うペルソナ

6満里奈の着ている黒いイブニングドレスは、3人のピエロの持つ裁ちバサミみによって無残に切り裂かれた。上は背中を真下に切られ、二つダラリと開いている。下はロング丈のドレスの横に、腰骨までスリットが入れられ、正面もショーツが見えるように下から三角形に切り取られ、そしてお尻の部分も丸く切り取られてしまった。今の満里奈は背中が丸見えとなり、脚も横と正面のスリットから見え、ショーツこそ履いているが、お尻と前...

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嗤うペルソナ

5ドレスを切る。そんな朱音の言葉に満里奈は耳を疑った。「ドレスを切るって……、今ここで?」「そうだよ」「そんなっ、嘘でしょう」「本当だよ。みんなの見ている前で、チョキチョキ切られるんだよ」ハサミの入れの儀式のダーツの的が回転を始めた。吉乃はそこに向かって間隔をあけながら、3本のダーツを投げた。的の回転が止まると、紫音が番号を読み上げた。「5番・11番・29番の方々です。おめでとうございます」客席から呼ば...

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嗤うペルソナ

4天井から垂れた鎖は太く、麻里奈を10人吊るしてもビクともしないだろう。両手を吊られた麻里奈は、爪先立ちで抵抗を試みるも全ては徒労に終わる。いやそれすらが、ペルソナをつけた客達の嘲笑を誘うのだった。そんな麻里奈に、ただ一人和服を着た吉乃が近づくと、両手で麻里奈の頬を挟み込んだ。「まぁ、麻里奈。その可愛い顔をよく見せて……」間近で見る満里奈のセミロングの髪は、限りなく黒に近いブラウンだった。大きな濡れた...

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嗤うペルソナ

3堕天楼のママ、吉乃。年の頃は40歳を超えたばかりか。その自信に満ちた立ち姿は、どこか風格さえ感じる。そんな彼女の今夜の装いは和装だった。明るい灰色の生地に、金色を思わせる帯を締め、髪をアップにまとめたせいか、大きな目がわずかにつり上がった印象になっている。着物の上からでもわかる大きな胸、細い首筋に揺れる後れ毛。袖から覗く腕も細く白い。何事も見逃さないような大きな目は、猛禽類のそれさえ感じる。「生贄...

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嗤うペルソナ

2満里奈は小さな部屋に通されると、そこに用意してあった胸元と背中が開いた、黒いロング丈のイブニングドレスに着替えた。その素材は光沢がありながらも、わずかに透け感のあるものだ。他にも艶かしいストッキングや、歩きなれないほどの高いヒール。ネックレスやプレスレット、アンクレットに指輪など、どれも高級そうなアクセサリーを身につけたのだった。着替えを終え部屋から出ると、そこに案内役の紫音が立っていた。「着替...

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嗤うベルソナ

嗤うペルソナプロローグ眠らない街の一角に、ひっそりとそのBarはあった。夜ともなれば、煌びやかなネオンに埋もれてしまいそうな小さな入り口。しかしその厚い木のドアをよく見れば、そこには小さくこう書かれてていることに気がつくだろう。『堕天楼』と。そしてその下にはさらに小さく、"Women Only" とあることも。そう、『堕天楼』は男子禁制。女性だけの女性が楽しむための空間なのだ。麻里奈はそのドアを開け中を覗き込んだ...

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蛍の言の葉

                           ー蛍の言の葉ー   蛍の言の葉は予告やお知らせ、作者の近況報告などを知らせします□ あとがき『甘く危険な調べ』の連載が終わりました。学生時代と現代の交錯する形となりましたが、いかがだったでしょうか。22話で終了というのは、当初の予定より実は少々短いのですが、これ以上書いても同じ繰り返しのような感じになりそうなので、思い切ってここで打ち切りました。さ...

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土