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あなたの燃える手で

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Archive2007年11月 1/1

ロザリオは赤く輝く

† 8わたしの体を泳ぐ10本の指は止まることを知らず、絶え間ない快感を与え続けました。全身の感度が高まりわたしの体の中に1つの欲望が生まれ始めたのです。それはまだ確信の持てないエクスタシーへの欲望でした。紫苑様の指はそれを見透かしたように、乳首への責めを集中させ始めました。「まだ上半身だけなのですよ。もう限界ですか?」「はっ、でっ、でも、ああぁぁ~、でもぉ。ああっ、もうこれ以上、あぁ」「では、今日はこ...

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ロザリオは赤く輝く

† 7聖水の効き目が現れ、硬くシコり立ったわたしの乳首を、紫苑様は人差し指と親指で摘みました。そして熱くジンジンと疼く乳首にコリコリと刺激を加え始めたのです。その動きに合わせるように胸のロザリオが前後に動いています。「はぁっ、しっ、紫苑様。はぁっ、あぁっあぁっ」「どうしました? 春奈さん。何か言いたい事でも?」「いっ、いいえっ。何でも……。あぁ、くぅぅ」「さぁ、あなたの体から穢れを追い払うのです。それ...

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ロザリオは赤く輝く

† 6ベッドから見上げる紫苑様の胸に、銀のロザリオが光っていました。紫苑様は、お腹に溜まっていた聖水を胸のほうに伸ばしながらわき腹を、更に乳房を迂回しながら首の下まで聖水を塗りました。下は恥ずかしい茂みを避けながら、太ももの付け根まで塗り伸ばしていきました。紫苑様が再び壷を手に取り、今度は右手に聖水を溜めていきました。そして手を合わせるように両手に塗りつけると、その手をさっき塗り残した、わたしの両乳...

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ロザリオは赤く輝く

† 5紫苑様はわたしが服を脱いでいくのを、近くで眺めていました。コートを壁のフックに掛け、セーターとジーンズはベッド脇のカゴに入れました。わたしが下着姿になると、紫苑様は胸元の銀のロザリオを揺らしながら頭巾を取りました。初めて見る紫苑様の髪でした。黒くキラキラと光る髪は首元で軽くカールし、鎖骨の上に掛かっていました。「下着も脱いでください」「はい」その言葉にブラとショーツを脱ぎ、全裸になりました。わ...

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ロザリオは赤く輝く

† 41週間後の金曜日の夜。この日は北風が強く、星もない寂しい夜でした。わたしはジーンズに、茶系のタートルネックのセーターを合わせ、その上にレンガ色のダッフルコートを着て、約束通りにこの教会にやってきました。予定より遅い時刻になりましたが、礼拝堂の明かりは点いていました。扉を開け正面の祭壇まで進むと、ちょうど『祈りの部屋』の前に、紫苑様が立っていました。この間と同じシスターの服装でした。「紫苑様。遅...

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ロザリオは赤く輝く

† 3わたしは『祈りの部屋』という小さな空間の中で、あの日の事、親友の結婚祝いの飲み会の日にあった事を告白しました。酔っていたので細かいことは分からない事。幸い避妊はされていた事。それでもわたしの体は犯され、あの男に穢された事。それらの事をわたしは全て包み隠さず紫苑様に告白したのです。「そうですか。そんなことが……」「はい」「それで自分の身が穢れていると……思っているのですね?」「そうです。事実わたしは...

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ロザリオは赤く輝く

† 2紫苑様は礼拝堂の中央の通路を歩いていきました。紫苑様の後ろを歩くわたしに、甘く蕩けるような香りが仄かに漂ってきます。礼拝堂の中はとても綺麗で、隅々まで掃除が行き渡っていました。両側の壁にはめ込まれた3メートル以上はありそうなステンドグラスは、水の流れや飛び立つ鳩など、色々なモチーフがあるようでした。中でもわたしの目を引いたのは、金髪が腰まである、ビーナスのような全裸の女性のステンドグラスでした...

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ロザリオは赤く輝く

† 1わたしの隣には男性上司が寝息を立てていました。わたしはシャワーを浴び、上司が寝ている間に部屋を出ました。それからわたしが会社に行くことはありませんでした。1ヵ月後、わたしはこの『夢の森』に越してきたのです。穢れた心と体で、今わたしはこの教会の門の前に立っています。門の両側に立つ太い門柱には、『夢の森聖教会』と鉄の板に浮き彫りになった字が読めました。「何か御用ですか?」ふいに後ろから声をかけられ...

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ロザリオは赤く輝く

2007・クリスマススペシャル金曜日の夜、わたしは教会の門の前で立ち止まると、夜空を見上げました。身を切るような風の中に、蒼く尖った三日月が輝き、その周りではいくつもの星が瞬いて、まるでわたしの訪問を祝ってくれているように思えたのでした。わたしは目を瞑り、胸の前で十字を切ると、冷たい鉄の門を押し開きました。            † ロザリオは赤く輝く† プロローグこの街に越してきてまだ2ヶ月のわたし...

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蛍の言の葉

ー 予告 ー今年も ”クリスマススペシャル” をお届けする時期がやって参りました。まだ早いと思う方もいらっしゃると思いますが、全26話のため、11月からのスタートとなります。そこで今回はその予告をチョット・・・。タイトルは 『 † ロザリオは赤く輝く 』 です。そうです、お察しの通り今回は教会のシスターが登場します。『夢の森』の比較的はずれにある、『夢の森聖教会』が今回の舞台です。この教会を訪ねる1人の女性。彼女...

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最終上映

3 最終話詩織はその目が気になった。出来れば隣の人と何か話をしているように見えて欲しかったが、年配女性から見れば、隣の彼女の異常に肩の入った体勢は異様に映ったかもしれなかった。(あぁ、見られてる。私達の行為に気が付いたのかもしれない)詩織の心に不安が広がっていった。しかしその不安の上から快感が霧のように広がり、詩織の心を白く覆っていった。「感じる?」「ええっ。あぁ、はぁ、はぁ」隣の彼女が囁く声に、...

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最終上映

2暗がりでよくわからなかったが、キャップをかぶった彼女は詩織より5歳ほど年下に見えた。髪は全てキャップに中に入れてしまっているようだった。映画は始まってからずっと夜の場面のため、暗い場内は一層暗い。詩織の右隣の女性の手が瞬間的に太股に触れた。その時は気にもとめなかったが、映画の場面が昼間になった時、隣の女性の手が少しづつ詩織の脚に近づいてくるのを詩織は見た。 (痴漢、男?) 詩織はとっさにそう思った...

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最終上映

【20万ヒット記念作品】                最 終 上 映プロローグ『夢の森駅』の西口を出て、幹線道路を渡ったところに商店街がある。その商店街と平行した裏通り。赤提灯の下がった居酒屋が何軒か並ぶその先に、『夢の森シネマ』はあった。単館作品を専門としたその小さな映画館は、40年近くもこの街の人に愛され、小さいながらも堂々とした風貌でそこに建っていた。2階建ての薄汚れたコンクリートの壁には、大小...

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蛍の言の葉

いつもこのブログを訪れていただき、ありがとうございます。「狩人はバニラの香り」も無事連載を終え、カウンターも大台を超え、気力も充実している今日この頃です。さて、今週は新作が2本続きます。まず、20万ヒット記念作品として、13日~15日に3日間連続でお届けする全3話の短編、『最終上映』。そして17日土曜日からは、今年のクリスマススペシャルがスタートします。こちらの予告は、また後ほど・・・。この2作品は、それぞれ...

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狩人はバニラの香り

40 最終話下になっていた響子が起きあがり、ママを仰向けにすると腰のディルドを外し、脚を大きく拡げさせた。そして明日香に使ったガラスの体温計を手に取った。それをもう1度消毒をすると、片手でママの大きな花びらを拡げた。「あぁ、響子ちゃん。それはぁ……」「だめよっ、あたしをあれだけ虐めたんだから。覚悟してね、ママ」その時、明日香が起きあがりママの顔の方を向いて腰の上に跨った。「ちょうどいいわ明日香。その...

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狩人はバニラの香り

39明日香は両手の縄を解かれベッドの端でグッタリとしていた。その横では、まだ熱の冷めやらぬ2人が絡み合っている。ママは響子に足を大きく開かせるとその蜜壺に舌を入れ、ジュルジュルと卑猥な音を立ててその蜜を掬い取るように舐め取っていた。そしてママの目はその下にある、響子のアナルに注がれた。「ふふふっ、響子ちゃんのココ、さっきのアレで責めてあげる」ママは響子が明日香に使った赤いディルドを腰に付けると響子...

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蛍の言の葉

*20万ヒット達成!11月7日未明、カウンターが ”20万” を超えました。これもひとえに、このブログを訪れてくださる皆様のおかげです。本当にありがとうございます。m(_ _)m正直、20万ヒットは今週末辺りを予想していたのですが、思ったよりも早い達成で自分でも驚いています。これに奢ることなく、またこれを励みに、皆様に楽しんでいただける小説を書いていきたいと思っています。これからも『あなたの燃える手で』を、よろしく...

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狩人はバニラの香り

38「さぁ、約束通り責めさせてもらうわよぉ」ママは明日香の足を開かせると、片脚の上に横になり自分の体重を預けた。そして響子がもう一方の足の上に横たわった。両手を縛られたまま明日香はその四肢の自由を完全に失った。ママが白い箱を引き寄せ、中から水銀の入ったガラスの体温計を取りだした。「やっぱりそれかぁママ。ちゃんと消毒してよ」「大丈夫よ。ちゃんとアルコールも用意してあるから」ママが白いガーゼにアルコー...

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狩人はバニラの香り

37ママの舌先が、明日香の硬くシコり起った胸の果実を弾き続けた。「あぁぁ~、いいっ、いいっ、逝くぅ~、逝くっ、逝くっ、逝くぅぅ~」「んん~まだまだ。こっちも頂戴、明日香ちゃん」ママは反対の果実に吸い付いた。今までしゃぶっていた果実を指先で摘み、コリコリと捻り回している。それを見下ろしている響子は、明日香の反応を見ながら、逝かせないように腰のスピードを調節していた。「はぁ~はぁ~。いっ、いやぁ~、逝...

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狩人はバニラの香り

36明日香はマングリ返しのまま敏感な果実にローターを押し当てられ、蜜壺には筋張った黒いバイブを出し入れされている。そして更に今、ママが指をアナルに根元まで差し込み、押し付けながら掻き回し始めた。「ひっ、ひぃぃ~。だめぇ、今はぁ、今は赦してぇ。あぁっ、あぁ~」「いいわねぇ、明日香。ママにこんなに気持ちよくしてもらってぇ」ママは敏感な果実にローターをグリグリと押し当てながら、アナルの中で手首ごとこねく...

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蛍の言の葉

ー 予告 ー日頃このブログを訪れていただき、本当にありがとうございます。皆様のお陰をもちまして、このブログが20万ヒット目前となりました。そこで、 ”20万ヒット・記念作品” と題しまして、短編をお送りしたいと思います。タイトルは 『最終上映』 です。舞台は夢の森商店街の裏通りにある「夢の森シネマ」です。昭和の匂いを残す、この古い映画館を訪れた水原詩織。上映中、隣に座った女性から詩織の太腿に手が伸びて・・・。...

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土