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あなたの燃える手で

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Archive2007年09月 1/1

狩人はバニラの香り

21明日香の胸の果実に塗られた生クリームを、響子の舌が舐め取っていった。「あぁぁん。あぁぁ~いやぁん」そしてナイフに残った生クリームを、柔らかな乳房で拭き取るように塗り付けていった。「美味しい。ほらっ、ベトベトになっちゃったね」「あぁ~ん、もうぅ~。ああぁ、ああぁ、あぁぁ~あはぁ~ん」「こっちも食べさせて」新たに掬い取った生クリームを反対の果実に塗りつけた。「あっ、いやぁん。もうぅ、だめよぉ」「あ...

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狩人はバニラの香り

20明日香の蜜壺に入れた指を1度抜くと、響子が体をずらし立ち上がった。明日香はお尻がテーブルの端の方にくるようされ、膝をテーブルの両端に引っかけられた。「あぁん。いやぁん」「もう閉じられないわよ」脚を閉じるには1度膝を伸ばし、テーブルの上に脚を乗せなければならない。響子は広げられた明日香の脚の間に椅子を持ってくると、そこに腰掛けた。「綺麗よ明日香のココ。もう丸見えね、オシリまで……」明日香の蜜壺に再び...

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狩人はバニラの香り

19もはや明日香は、響子という蜘蛛の巣に掛かった蝶同然だった。哀れな蝶となった明日香に、響子が悦楽という名の糸を絡めていく。羽はその糸に絡まり、蝶の動きを封じていく。蜘蛛は蝶に覆い被さり糸を巻き付け、毒針から快楽という毒を蝶に入れると、その毒に蝶は全身を振るわせて悶え始める。その喘ぐ様を楽しみながら、蜘蛛はゆっくりと食事を始めるだ。テーブルには、ほとんど手つかずのホットケーキとショートケーキ、そし...

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狩人はバニラの香り

18「あぅ、そうだ。注文聞いてないね。ごめんごめん」「あっ、あぁ、それじゃコーヒーと、ケーキはねぇ……えぇーっと」「チーズケーキ美味しいわよ」「あっ、それはこの間……」「えっ? この間? って?」「ううん、何でもない。何でもないの、気にしないで」実は今日が2回目の来店で、この前来たときにチーズケーキを注文したこと、ママと淫らな行為に及んだこと。その全てを響子が知っているとは、明日香は夢にも思わなかった...

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狩人はバニラの香り

17空に星が増え始める頃、明日香は『アマデウス』の近くに来ていた。それとなく前を通り中を覗いたが、誰の姿も見あたらなかった。客もいなかったが、ママも、あの彼女の姿も見あたらない。しかしドアには「営業中」の札が下がっている。明日香は思いきってドアを押し店内に入った。この間と同じ、観葉植物の陰になる席に座った。「いらしゃいませ」さっきはいなかった彼女が、あの電車の彼女がここでもミニスカートで、水を持っ...

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狩人はバニラの香り

16響子の指先が、明日香のアナルをピッタリと捉えている。後から響子の囁き声が聞こえた。それは明日香だけに聞こえる声だった。「ここは? どう?」どう? どうって言われても……もう、その声だけで濡れてきちゃった。蜜壺のヌメリを感じながらも、明日香は答えに迷った。「いいの?」「はっ、はい」戸惑いの中で、気持ちの整理の付かないままの曖昧な返事だった。「そう。いいのね」「えっ」響子はその指先に明日香の蜜をすく...

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狩人はバニラの香り

15「南太平洋上で発生した台風は速度を速め、週末には関東上陸の恐れも出てきました。今後の台風情報にご注意ください」明日香は風呂上りの髪をバスタオルで拭きながら、TVのスイッチを切ると、リモコンをベッドの傍らに置いた。「台風来るのかなぁ?」バスタオルを放り投げ、全裸のままベッドに横になった。今日『アマデウス』のママに責められたところがまだ熱く疼いている。両手が胸の果実に伸びる。そっと摘んだだけで見る...

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狩人はバニラの香り

14『アマデウスの二人 7 』テーブルを握るママの手が、痙攣するように震えていた。「あぁぁ~あっ、ああっ、早く、早く抜いてぇ~」「だめですよぉ。ゆっくり、ゆっくぅ~りっ。時間を掛けて抜いていきますからねぇ。我慢してくださぁい。ほらっ、ここも腫れてきましたよぉ」響子は大きな花びらから左手を離すと、包皮から顔を覗かせている大きな肉豆を剥き出した。そして親指と中指で剥き上げた肉豆を、人差し指で撫で回す。...

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狩人はバニラの香り

13『アマデウスの二人 6 』閉店後の『アマデウス』で戯れる2人の女。妖しげな女同士のお医者さんごっこは、次第に熱を帯びていった。「ほぅらぁ、ここまで入りましたよぉ」響子はどこまで綿棒が入ったかを、ママに確認させるように右に回した。「あうっ、もうっ、もう入れないで。もう一杯なの」「んん? まだ半分しか入ってないですよぉ。残りも全部入れますからねぇ」「いやぁ、だめぇ。そんなっ、そんなに耐えられない。...

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狩人はバニラの香り

12『アマデウスの二人 5 』明日香が帰ったあと、『アマデウス』の窓にロールブラインドが降ろされた。店内は照明が半分消され、いつものように響子が、ママの所にお疲れ様のコーヒーを持ってきた。「どうでした? あの子」ママにコーヒーを差し出しながら、自分も隣に座った。「とってもいい子じゃない。あたし気に入っちゃった。今度はもっとじっくり責めたいわ。そうねぇ、手足を縛って動けないようにして、焦らすと面白い...

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狩人はバニラの香り

11『アマデウスの二人 4 』響子は厨房の奥で、明日香の喘ぎ声を聞いていた。陰になって姿が見えないのは残念だったが、何も今日でなくてもいい。あの子は必ずまた『アマデウス』に来る。響子はそう確信していた。午後3時。響子は本当に『アマデウス』に来ていた。今朝、駅で聞いた会話通りに、彼女が来るかもしれないからだ。もし明日香が来たら、ドアに本日休業の札を出し、鍵を掛ける手筈だった。そしてその時は訪れた。響子...

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狩人はバニラの香り

10明日香の快感のボルテージは最高潮に高まっていた。薄紅色に染まった顔はからは、乱れた熱い吐息が漏れ、全身を貫く快感に、体は硬直し、目前に迫ったその瞬間を待ちわびてた。今ママの指先は、明日香の敏感な果実をクリクリと嬲り続けている。「あぁぁ、逝きそう。逝きそうですぅ。ああっ、逝くぅ、逝くぅ、逝くぅ~」硬直した体がブルブルと震え、強烈な快感は明日香の理性を粉砕していった。「逝きそうそなのぉ? んん? ...

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狩人はバニラの香り

9ママは明日香の横から、淡い琥珀色のアップルティーと、チーズケーキを前に置いた。最後に小瓶に入ったガムシロを置こうとしたとき、その小瓶が倒れ、明日香の太腿に透明なガムシロが垂れた。「あらっ、ごめんなさい。どうしましょう」「あっ、大丈夫です。脚ですから」「だめよ。まって今あたしが拭くから」ママはテーブルの紙ナプキンを1枚取ると、明日香の太腿に垂れたガムシロを拭き始めた。上体を前に倒したママのノーブラ...

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狩人はバニラの香り

8明日香が「夢の森」駅に降り立った時、見上げる空は茜色に染まっていた。今朝、ホームで聞いた彼女の携帯での会話の通りに、西口の出口に向かった。西口には大きな幹線道路に面したバスターミナルがあり、それを迂回しながら幹線道路の横断歩道まで歩く。それを渡ったところに商店街はあった。横断歩道の信号に捕まった明日香は、商店街の方に目を向けた。すると商店街のすぐ入口に、ガラス張りの喫茶店が見えた。何気なくその店...

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狩人はバニラの香り

7駅の向かう響子の携帯が、バックの中でくぐもった着信音を鳴らした。「はいっママ。おはようございます」「おはよう。響子ちゃん。昨夜の作戦の事だけど、大丈夫?」「ええっ、今から10分後に作戦決行です。あたしだけ一方的にしゃべりますから。お願いします」響子は携帯をバッグにしまうと、駅の階段を上り始めた。明日香が改札口を通った時、通路を歩いてくる彼女を見つけた。彼女も改札口を通り、そのまま明日香の後を付ける...

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狩人はバニラの香り

6『アマデウスの二人 3 』ママと響子は、今夜も閉店後の一時を過ごしていた。「ねぇ、響子ちゃん。たまには1杯飲もうか。あたしが作ってあげる」ママは1度厨房に消えると、グラスと氷。そしてウイスキーと水差しをトレイに乗せて持ってきた。響子の隣に座ると、手慣れた手つきで水割りを作っていく。グラスにはガラスのマドラーが刺さっている。「ねぇ、ねぇ、朝の子。どうなった?」グラスをマドラーで掻き回しながら、ママが...

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狩人はバニラの香り

5明日香の後に彼女が並んでいる。電車のドアが開き、2人は連結部分まで進むと、明日香は体を半分だけ連結部分に隠すような形で立ち、彼女はその後に回っていた。今日も2人ともミニスカートだ。まだ1度も話したこと無いのに、私達って分かり合えてる感じがするわ。明日香はそんな感慨に耽りながら、手摺りに掴まった。「おはようございます」囁くような声が明日香の耳元で聞こえた。それは空耳ではなく、確かに後の彼女が明日香に...

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狩人はバニラの香り

4『アマデウスの二人 2 』「はーい、ママ。コーヒーどうぞ」「あら、ありがとう、響子ちゃん」商店街の通りに面したガラス張りの壁に、薄いピンクのロールブラインドが降ろされ、カフェ「アマデウス」の1日が終わった。今日は客も少なく、1時間早い閉店だった。いつものように店内の照明は半分消されている。響子は隅のテーブルで帳簿を付けていたこの店のママこと、加納良子にコーヒーを運んだ。響子はママの前にコーヒーを置く...

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狩人はバニラの香り

3翌朝、先に駅にいたのは明日香の方だった。” 前から3両目の3つ目のドア ”の所で彼女を待った。あれっ、風邪でも引いたのかなぁ? そんな思いが心をよぎる。何気なく辺りを見回す。すると、視界の隅にあの脚が映った。明日香を虜にしたあの脚だ。もう1度視線を戻すと、そこに階段を下りてくる彼女が視界に入った。その瞬間、彼女は明日香に微笑んだように見えた。えっ? まさかっ、そんな。まさかねぇ。明日香はとっさに俯いて...

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狩人はバニラの香り

2『アマデウスの二人 1 』午後10時、閉店後の「アマデウス」。通りに面したガラス張りの壁には薄いピンクのロールブラインドが降ろされ、ドアにはシャッターが降りている。外から店の中は見えなかった。店内の照明も奥の半分は落とされ、ママのいるテーブルのある入口寄りの照明だけが点いている。間接照明のようにママの顔を照らす照明は、日本人離れした顔の陰影を際立たせ、妖艶な熟女の横顔を作っていた。響子は店の奥の厨房...

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土