2ntブログ

あなたの燃える手で

Welcome to my blog

嗤うペルソナ


客席からの拍手の中で、モニターに明かりが灯った。
「それではまず後ろから参りましょうか」
吉乃は麻里奈の後ろに回り込むと、カメラを麻里奈の背中に向けた。すると大
型モニター、インチでいうなら80インチはあるだろうか、それが一面肌色に
なった。
「どうです? この綺麗な背中……」
そう言いながら吉乃が紫苑に目配せすると、紫苑は麻里奈に近づき、アシスタ
ントとしてのスタンバイをした。
「次はうなじ……」
その声を待っていたように、紫苑が麻里奈の髪をかきあげうなじを出した。
「いやっ、やめて」
嫌がる麻里奈を面白がるように、吉乃がうなじにカメラを向ける。するとモニ
ターは驚くほど鮮明に、うなじをその毛の生え際までを映し出してた。
しかし、客たちの見たいのはそんなところではない。もちろんそれは吉野、紫
苑、朱音も同じだ。
「わかってますわ。皆様。それでは乳首……。参りましょうか」
その言葉に拍手がおこり、カメラが乳房の膨らみを登っていく。モニターに肌
色の丘が映し出され、やがて色づいた頂上が見え始めた。
「それでは皆様、これから乳首が勃起する様をご覧いただきます」
習字用の筆を持った紫苑が麻里奈に近づき、白い穂先を乳首に近づけた。
モニターには、乳首とそれに触れそうで触れない穂先が大きく映っている。
麻里奈の乳首はまだ眠ったままだ。
すると客席は画面に集中し始めたのか、拍手は起こらず逆に静まり返った。
吉乃はその静けさに合わせたように声を押し殺し、内緒話のようにマイクに向
かって囁いた。
「さぁ、紫苑……」
「はい」
筆の穂先が乳首に触れた。それは本当に毛先だけがそっと触れる程度に。
「あぁ、いやっ、紫苑さんやめて……」
それは筆で乳首が隠れないように、筆の中に乳首が埋まってしまわないように
との配慮と、ムズ痒い刺激を与えるためだ。
「あっ、いやっ、そんな……、やめて、やめてください」
嫌がる満里奈に吉乃が更に近づいた。吉乃は前のめりになって乳首にカメラを
向け、カメラの画面いっぱいに乳首を捉えた。当然大型モニターにも、乳首が
アップで映ることになる。
「そうよ、紫苑、乳首が隠れないようにね」
「はい」
「ほらっ、満里奈ちゃん。満里奈ちゃんのオッパイが映ってるよ。あんなに大
きく」
朱音は満里奈に大型モニターに映し出された、乳首を見せた。
「いやっ、あぁいやっ、やめてぇ」
「ねぇ、みんなが見てる前で乳首大きくしちゃうの? みんな見てるよ。ここ
にいる全員が、満里奈ちゃんの乳首の変化を見守ってるんだよ」
「いやぁ、いやよ、そんなのいや。堪えられない」
「別に満里奈ちゃんは目を閉じれてばいいんだよ。みんなはこの体が見たいん
だから。隅の隅から奥の奥までね……」
そんなことを言ってる間にも、筆はジワジワと刺激を繰り替えし、満里奈の意
志とは関係なく体に変化を与え始める。
「あぁ、いやぁ、やめて、あぁだめっ、あぁそんなっ」
そんな変化を吉乃が見逃すはずがない。
「ご覧下さい皆様。乳首がムクムクと大きくなって参りました。あぁ、なんて
いやらしい。さてこのムクムクがどこまで。そしてどんな形に変化いたします
か、皆様と共に経過を見守りたいと存じます」
筆は乳首が勃起し切るように、乳輪までをサワサワとくすぐり出した。

Comments 0

Leave a reply

About this site
女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
About me
誠に恐縮ですが、不適切と思われるコメント・トラックバック、または商業サイトは、削除させていただくことがあります。

更新日:日・水・土