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あなたの燃える手で

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Archive2013年05月 1/1

怪盗ムーンライト

29早速40人の客全員の所持品チェックが行われた。検査は客の持ち物、服、そして体全身に及んだ。しかしルビーはどこからも出てこなかった。ちなみにルビーの大きさは約3センチだが、回りには装飾が施され、それを入れれば10センチ以上にはなる。したがって飲み込んだりすることは不可能だ。そして入場券のチェックも同時に行われた。この入場券は受付で半券が切られ、この半券にも同じ番号が付いている。帰るときには持っている券...

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怪盗ムーンライト

28展示室内に徐々に視界が戻って来た。「ルビーは、ルビーはどうした……」まだ白く煙る室内を、竜胆ら4人はガラスケースに駆け寄った。「無い、無いぞ……」「ホントだ、無い。どうして、ルビーはどこにいったんです?」「ルビーも煙のように消えたとでも……、まさか」「どうやって指紋認証や重要感知を……、警報音は鳴らなかった」「確かにそうですね。ホントにどうやったんでしょう」「重量に変化があれば鳴るはずなのに……」「竜胆、...

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怪盗ムーンライト

27犯行予告の土曜日、時刻は午後12時になろうとしていた。竜胆はもう1度確認するように、展示室内を見回した。展示室内には約40人の客がいる。入口のドアの両脇には警官が立ち、部屋の中央に置かれたガラスケースの回りには、半径2メートル以内に近づけないようにロープが張られている。ロープの内側には、ケースを挟んで2人の警官が待機している。竜胆、ジェシカ、ヒロミ、カンナの私服組は、絶えず室内を巡回していた。「よし...

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怪盗ムーンライト

26「土曜日のお昼かぁ。一番混雑しますよねぇ、この時間帯って……」カンナは竜胆とジェシカを尻目に1人つぶやいた。「混雑? なるほど確かに混む時間帯ではあるな。月光は人に紛れて」「しかし、ルビーは前回と同じケースに入っている。ロープを張った回りには警備の人間もいる。つまり一定の距離を置いて近づけない状況だ。まさか警備の人間を押しのけて盗むわけにもいくまい」ジェシカも腕を組んで考え始めた。「でもムーンライ...

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怪盗ムーンライト

25七海美術館では、5月25日から『ルパンの宝石展 Ⅱ』が開催される。展示品のメインは『アルセーヌの瞳』と呼ばれる最高美ルビーだ。今回はジェシカ・アンダーソンの肝いりもあり、前回にも増して人員の増員、警備体勢、警戒が見直され、まさに万全の体制が取られた。その頃、七海美術館では小さな騒動が起こっていた。「館長! 館長……!」「奈緒子、少しゆっくりさせて頂戴。もう警察の対応に疲れちゃったわ」七海は事務所に走り...

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怪盗ムーンライト

24「当日ドライバーが歩いた道順であたしを展示室まで案内して」「はい」カンナが先頭に立ち、その後ろに3人が付き従った。「当日は駐車場からこの正面の入口に……」カンナは自分が先に館内に入るとエレベーターへと歩いた。「そしてこのエレベーターで3階に上がりました」カンナが3階のボタンを押すと、エレベーターは音もなく3階へと到着した。「そしてここから展示室へと向かって……」4人は廊下を展示室まで歩くと、カンナが...

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怪盗ムーンライト

23「とにかく竜胆、考え方の違いこそあれ、私たちは手を組むしかない。私も射殺は最終的な手段と考えている。まずは奴を追い詰めることが先決……」「私もそれには賛成だ」そこで2人はようやく固い握手を交わした。「ところで竜胆、ムーンライトは今回『ルパンの涙』を盗んだわけだが、あの宝石にはあと2つ、『アルセーヌの瞳』と『クラリスの首飾り』という宝石が、セットのようになっているのを知っているか」「知っている。『ア...

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怪盗ムーンライト

22すり替えられたダイヤ、『ルパンの涙』が偽物と判明した翌日。『怪盗ムーンライト特別捜査本部』へと向かう1人の女がいた。彼女は肩より長い金髪をサラサラとなびかせ、その意志の強さを物語るような瞳は青かった。白いシャツにタイトなスカート。スラリとした美しい脚線は、特別捜査本部への廊下を小気味よく歩いていく。そんな彼女の瞳に、前から歩いてくる望月カンナの姿が映った。「sorry……」「はい、なんでしょう」カンナ...

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怪盗ムーンライト

21『ルパンの涙』が盗まれた夜。七海と奈緒子は館長室で舌を絡めていた。「やっぱり向こうが一枚上手だったわね、奈緒子」「そうですね、今回も逮捕には至りませんでしたね」2人は既に全裸だ。しかも七海の腰には、黒いベルトで肌色のディルドが固定されている。その太さは4センチ弱はありそうだ。「今夜はこれで可愛がってあげるわ……。さぁ、お舐め。跪いて舐めるのよ。自分の中に入るコレを、自分の唾液でヌルヌルにしなさい」...

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怪盗ムーンライト

20上になった小夜は、円香の花びらを拡げ肉芽の皮を剥き上げた。そしてそこに舌を伸ばし、チロチロと舐め続けた。「あぁっ、あぁぁ~ん、お姉様ぁ~ん」下になっている円香は、小夜の肉芽を舐めながら、右手の人差し指を蜜壺に、中指をアナルへと差し込み、ゆっくりと抜き差しを繰り返していた。「あぁ~円香っ、そう、アナルも一緒に、あぁぁ、あぁぁ、あぁぁん」「お姉様、ルパンの宝石の残りの2つ……」「アルセーヌの瞳とクラリ...

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怪盗ムーンライト

195月1日午前2時。小夜と円香は、全裸で1枚の毛布にくるまっていた。「うまくいったわね、お姉様」「そうね」「あいつら今から24時間厳重警戒で警備よ」「あいつらなんて、そんな言い方やめなさい円香。別にあたし達、警察に恨みはないはずよ」「そうだけど……。ダイヤはもうここにあるのに、ずぅ~っと偽物の警備なんて、笑っちゃうわ」「もう、いい加減にしなさい」小夜が優しく言った「だって、せっかく運搬車の前に飛び出し...

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怪盗ムーンライト

18ダイヤは防弾ガラスのケース内に入った。このガラスを砕くにはマグナムクラスの拳銃がいる。美術館の内外に設置した監視カメラも、今のところ怪しい人物を捉えてはいない。ドライバーがジュラルミンケースを開け、ダイヤを手袋で持ち、目の前の台座に置くまで、竜胆や警官達は拳銃を構え、窓の外、ドア、天上や床など、あらゆる場所を警戒していた。無事にダイヤがケース内に入ると、竜胆の合図で拳銃を腰に戻した。この時点で日...

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怪盗ムーンライト

17七海はテーブルに縛り付けられた、奈緒子の肉芽を人差し指で擦り始めた。肉芽はその根もとをたこ糸で縛られ、敏感の極みと化したままプリプリに膨らんでいる。その肉芽の上を、七海の指先が小刻みに往復し始めたのだ。「はぁぁ~、ひぃぃ~、い、逝くぅ、逝く逝く逝っちゃうぅぅ~」「敏感過ぎるここを擦られて……、あぁー逝きそうねぇ、奈緒子。ほらっ、ほぉ~らっ逝くっ、ほぉ~らっ」「あぁ~そんなことされたら。逝くっ、逝く...

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土