2ntブログ

あなたの燃える手で

Welcome to my blog

Category緋色の奥義 1/4

緋色の奥義

其の十八 最終話まずは幻空が上になり、下になった無空を絶頂間際で焦らし始めた。「ひひひっ、まだじゃ、まだ逝かさぬぞ。ほぉ~らっ、逝きたかろう。ここまで感じて逝きそうになっておるのだからのう。本来ならとっくに絶頂をきわておる頃じゃ」「だったら、だったらもう、逝かせて……、お願い」「だめじゃ、だめじゃ。まだまだ、じっくりと嬲り回してやるわ。それっ、それそれっ、ここをこうして、こうされると、おぉー堪らない...

  •  0
  •  0

緋色の奥義

其の十七艶魔衆頭領『無空』と淫靡衆頭領『幻空』は、その日の夕刻、艶魔堂と淫靡楼をそれぞれ後にした。向かった先は外でもない、二つの谷の中間地点にある『濡髪山』だ。西の空が茜色の染まる頃、無空と幻空はこの山の中腹にある洞窟の奥で向かい合っていた。洞窟の中には太い蝋燭が数本、そして二人の間にも同じ蝋燭が一本、ユラユラと青白い炎を揺らしている。「久しぶりよのう、幻空」「この前ここで会ってから、かれこれ四、...

  •  0
  •  0

緋色の奥義

其の十六梟の唇から舌が伸び、お蘭の乳首に触れた。「はぁぁ~、あぁ~ん」舌は乳首を転がし、嬲るように弄ぶ。時に唇が吸い上げ、前歯が甘噛をしては痛みを与えた。「あぁぁ~いいぃ~、あぁぁ~いいぃ~、あぁぁ~乳首だけで逝きそうぅ」「おやおや、勿体無い……。どれ、下の方もいただこうかねぇ」梟は右手をお蘭の股間に持っていき、指先をその亀裂に沿って塞ぐように置いた。「おやっ、濡れてるよ。ほらっ」亀裂を塞いでいた梟...

  •  0
  •  0

緋色の奥義

其の十五服の上に横になった全裸の二人を、無数の木漏れ日が取り囲んだ。「うふふっ、お蘭、お前綺麗な顔だねぇ」「そう?」「そうだよぉ。どれっ、その顔をよく見せておくれ」そう言って梟はお蘭の顔を覗き込んだ。そして目と目が合った瞬間、お蘭の全身はまるで鉄の棒が入ったように動かなくなってしまったのだ。「こっ、これは……」「動けないのかい? そうだろうねぇ。あたしの蛇眼縛に掛っちゃ……」「蛇眼縛……」「そう、あたし...

  •  0
  •  0

緋色の奥義

其の十四鎌倉の海岸に注ぐ滑川。その橋の下で、百舌と桔梗は互いの股間に顔を埋め、動かなくなっていた。そんな鎌倉における二人のくノ一の戦い、その勝敗は艶魔衆、淫靡衆それぞれの谷に伝えらえていた。艶魔衆の住む艶魔谷。その際奥部に建つ艶魔堂。艶魔衆頭領『無空』が、 "桔梗引き分け" の知らせを受けたのはたった今のことだった。無空は静かに立ち上がると、庭の池の鯉を眺めた。「そうか桔梗。うぬは引き分けか……。引き分...

  •  0
  •  0
About this site
女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
About me
誠に恐縮ですが、不適切と思われるコメント・トラックバック、または商業サイトは、削除させていただくことがあります。

更新日:日・水・土