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あなたの燃える手で

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Archive2018年05月 1/1

すれ違いラプソディ

11千夜、どうして帰りが遅いの。何をしているの。もしかしたら誰かと……。あたしはそんな不安と胸騒ぎの中、バスルームでオナニーを始めていた。「あぁ、お願い千夜。そんなことされたら逝っちゃう、あぁだめ、だめよぉ」もうあたしの両手は千夜の手だ。千夜の手はあたしが感じるように感じるようにあたしの性感帯を責め嬲る。一切の無駄がないその動きは、あたしをどんどん絶頂へと向かわせるのだ。「あぁ逝くっ、逝っちゃう千夜、...

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すれ違いラプソディ

10湿った風の吹く夜。あたしは一人、千夜の帰りを待っていた。いつもなら、近所のスーパーでバイトをしている千夜の方が早いのに。こんなこと、今まで滅多になかった。そりゃ千夜だって子供じゃないし、色々あるかもしれないけど。でも、なんか胸がザワついて……、これを胸騒ぎっていうんだろうな。あたしは気を取り直して、服を脱いで浴室へと向かった。浴室に入ると、取り敢えずいった感じでシャワーコックを捻ると、白い湯気を上...

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すれ違いラプソディ

9マリィさんに首を絞められて、あたしの顔は苦痛に歪んでいます。細く開けた瞼の隙間から見えるマリィさんの顔。その顔は、苦しむあたしを微笑みながら見ているのです。「苦しい? 千夜」「くっ、苦しいです……」「そう、それじゃ、こうしたら、もっと苦しくなるかしら」するとマリィさんの顔が近づいて、そのままキスをしたのです。それも強引に舌を捻じ込んで……。「んん? どう? 千夜」マリィさんは首から右手を離すと、その...

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すれ違いラプソディ

8「そ、そんなっ、だめですよ。マリィさん」するとマリィさんは急に立ち上がって、あたしの正面に回り込みました。そして "あの目" であたしを見つめたのです。そうあの目、ねっとりと粘りつくような、無数の触手のように絡みついてくる、あの目です。でもあたしはその時、その粘りついて離れない、無数の触手に絡め取られてしまったのです。「千夜……」マリィさんは一言そう言うと、あたしを両腕ごと羽交い絞めにして、強引に唇を...

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すれ違いラプソディ

7あたしの真後ろにしゃがんだマリィさんは、膝立ちになって両肩に手を置いています。そしてあたしとまひるの関係が本当なら、嬉しいと言ったのです。って言うことは……?「嬉しい? って?」やっぱりマリィさんは……。「もしかしたら気がついてるかもれないけど。あたし、女が好きなの」「えぇ?」そんな突然のマリィさんのカミングアウト。でもそれは前々から予想っていうか、分かっていたことで……。でもあたしは、一応驚たフリを...

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すれ違いラプソディ

6多分マリィさんはレズビアンです。だから今まで結婚もしないで……。ただしこれは、あたしもそうだから分かることなのかもしれません。あたしを見る目が違うっていうのは、もうずっと前からです。でもあたしにはまひるがいるし……。マリィさんはどちらかというと痩せている方です。でも胸やお尻とか、出ているところはしっかり出ていて、特に脚線美は綺麗で、太ももが見えるようなスカートを履いている時は、あたしでもドキッとして...

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すれ違いラプソディ

5『魔女と伯爵』は、学生時代から出演を続けている小さなライブハウス。もう長年出ているから、それなりにファンもいて、昔みたいに客席がガラガラということはなくなりました。今夜はこの客席のどこかに、まひるも来ているはずです。まひるはあたしのライブを見る来る時、いつも楽屋には来ません。だから出演間際まで、あたしはいつも一人でまひるとの余韻に浸っています。でもいざ時間が来れば、あたしはギター1本でステージに...

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すれ違いラプソディ

4あたしは千夜に添い寝して、たっぷりと指嬲りを楽しんでいる。でもそろそろ千夜のライブの時間が近づいてきました。本当ならまだまだ嬲ってやりたいところですが、あたしは彼女を逝かせてあげることした。「千夜、そろそろ時間だから、逝かせてあげる」「本当、嬉しい」「あたしを見て千夜。目を逸らしちゃだめ」「うん」あたしはもう一度足をしっかりと絡め、ここまでの時間で何と無く閉じかけていた千夜の片足を、しっかりと自...

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すれ違いラプソディ

3あたしは、千夜の横で添い寝をしている。もちろんお互い全裸だ。あたしは千夜の片脚を両脚で挟むと、閉じられないように自分の方に引き寄せ、そうしておいて千夜の股間に右手を伸ばした。狙いはクリちゃんだ。もちろん探すまでもなく、あたしは右手の中指の先に、コリコリになった千夜のクリちゃんを感じた。それはまるで柔らかめのグミのような感じで、あたしそのグミを指の腹で押し潰すようにすると、指を小刻みに動かし、グミ...

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すれ違いラプソディ

2あたしと千夜は、互いの首に両腕を絡めたままベッドに倒れ込んだ。「うふぅ、ほらぁ、まひるも脱いで……」「もう、千夜ったらぁ」「いいじゃん、まひるだって嫌いじゃないんだから」確かに……。それを言われると弱い。あたしは彼女の上になって、指嬲りで喘がせるのが好きなのだ。そして千夜はそうやってあたしにオモチャにされるのが好きなのだ。ベッドで横になった流れで、あたしはなんとなく千夜の上になった。そしてのまま彼女...

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すれ違いラプソディ

すれ違いラプソディPROLOGUE彼女はタバコを吸う。それも電子タバコじゃなくて、煙が出るやつ。でもあたしは構わない。あたしはそんな彼女が好きだし、煙だって気にならない。そんな事より歌う時、たまに高音がかすれるけど、それをやめてほしい。だってそれだけで、歌が泣いているように聞こえるから……。彼女はシンガー、歌う人だ。でも作詞も作曲も全部あたし。だから、詩も音も大切にして歌ってほしい。だってそれだけで、二人が...

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土