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あなたの燃える手で

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Archive2012年01月 1/1

眠れない羊たち

第12話:蜂天寺奥の院 2天蜂尼と時江は、全裸でテーブルに仰向けになった百合子の両手首を引っ張り、テーブルの脚に繋がる手枷に繋いだ。そして脚はテーブルを跨がせ、膝から下がブラ下がるようにすると、その足首を足枷に繋いだ。つまり百合子は、全裸で黒い漆塗りのテーブルに大の字に繋がれたのだ。すると天蜂尼が、被っていた帽子(もうす)を脱いだ。年の頃は百合子達より少し上か同じ、四十路の半ばくらいか。形の良い頭に...

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眠れない羊たち

第11話:蜂天寺奥の院 1庄屋の裏庭の蔵で、時江と百合子が痴態を繰り広げていた頃、真紀は暇つぶしに、ブラリと港へと足を向けていた。そこにはまだ連絡船が揺れている。吹き荒れた東風も静まり、海は静寂を取り戻しつつあった。「はぁぁ~、どうしよう。めかくし様も見れないって言うし……。蜂天寺ってお寺には明日行ってみるとして、今日は取り敢えず街を散策しますか」真紀は手にしたカメラで、気ままにスナップを撮り溜めてい...

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眠れない羊たち

第10話:密会 4時江は黒いバイブの先端を、百合子の肉壺にグリグリと押しつけた。肉壁を強引に押し拡げ、それは黒いクサビを打ち込むように潜り込んでいく。「あぁっ、あぁぁ~ん、ふ、太いぃ、太いわぁ~」「そうね、チョット太いかしら。でも、ほらっ。入っちゃったわよぉ」そして次はアナルに、白く長いバイブをあてがった。先ずは頭を潜り込ませると、あとは白蛇のように直腸の奥へと突き進んでいく。「あっ、くぅぅ~、あぁ...

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眠れない羊たち

第9話:密会 3長襦の前をダラリと広げ、百合子は両手を滑車で吊り上げられている。バレリーナのようなつま先立ちで僅かフラつく百合子を、キツネ顔の時江がニヤニヤと嗤いながら眺めていた。時江は百合子の乳首を解放すると、今度は体を密着するように近づけ、右手を彼女の股間へと伸ばした。そして陰毛をかき分け、その下へと指を潜り込ませようとした。「あぁっ、いやっ……」反射的に百合子の両脚が閉じ合わさる。「まぁ、いい...

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眠れない羊たち

第8話:密会 2時江は黒い大きな南京錠を外すと、観音開きになった蔵の扉を開いた。昔は物置だった蔵も、今ではガラクタが隅に積まれているだけだ。高さは中二階ほどもあり、屋根の下には太い梁が数本組まれている。その梁からは、数本の縄がブラ下がっていた。四方は分厚い白壁に囲まれ、電気をつけなければ、窓は遙か高見にある小さな通気口だけだ。百合子が中に入ると、時江は金庫を思わせるその分厚い扉を閉め、中から鍵を掛...

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眠れない羊たち

第7話:密会 1真紀は島に到着した翌日。朝食を部屋で済ますと1階へと降りた。女将に『めかくし様』のコトを聞こうと思ったのだ。島の案内では判らないことを、地元の人なら何か知っているかも知れないと思ったからだ。女将はすぐに見つかった。しかし何故か今日は、外出用の和服姿だ。「めかくし様ですかぁ。まぁ、確かにこの島に、あるにはあるんですけどね」「本当ですか?」「えぇ、でもねぇ。残念ですけど見られませんよ」...

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眠れない羊たち

第6話:海百合荘 4地獄の快感責め。その言葉を聞いた沙織は、浴衣の帯で縛られた両手首を引っ張った。しかし帯は巻き付いた床の間の柱から緩む気配は無い。下半身では女将の百合子が、四十路の熟れた肉体を脚の間に割り入れ、開いた脚をしっかりと押さえ込み、右手の指先を蜜壺の快感スポットにピタリと当てている。左手は肉芽の皮を全て剥き上げ、丸裸になったその敏感の極みを舐めようと顔を近づけていた。「さぁ、沙織。中を...

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眠れない羊たち

第5話:海百合荘 3海百合荘1階奥の寝室で、百合子の指先が沙織の快感スポットを嬲りだした。沙織の体を知り尽くした四十路の指は、その経験値を最大限に生かしながら沙織を絶頂の淵へと追い詰めていく。「はっ、はぁぁ~、ゆっ、百合子、百合子さん……、あぁ、だめっ、だめぇ」「んん~んん~、ほらっ、ほぉ~らっ気持ちいいでしょう。あぁーココだココだ。ココをこうされると堪らない。ほらっ、ほらほらっ……、ほぉ~らっ」「は...

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眠れない羊たち

第4話:海百合荘 2「沙織、沙織。さぁ、こっちにいらっしゃい」海百合荘1階の奥にある従業員用の寝室。そこは厨房の奥にある和室だ。8畳の部屋の中央に引かれた布団の上に、風呂上がりの熟れた体を横たえ、海百合荘の女将『南百合子』は、沙織に向かって手招きした。「はい、ただいま……」沙織と呼ばれた若い女は、一糸まとわぬ姿になると、恥ずかしがる素振りも見せず、百合子の隣に仰向けに横たわった。他の通いの従業員はみ...

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眠れない羊たち

第3話:海百合荘 1「すいませぇ~ん」真紀は海百合荘の玄関から声を掛けた。すると奥からエプロン姿の女将らしき女性が、大きな胸を揺らしながら小走りであらわれた。「はい、いらっしゃいませ。えぇ~っと……」「予約した夏宮ですけど」「あっ、夏宮様、お早いお着きでしたねぇ」「えっ、えぇ……」女将は大きな瞳で真紀を見つめた。その視線はネットリと絡みつくようだ。「皆さん大抵は表の方に、あっ、表っていうのは島の北側の...

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眠れない羊たち

第2話:女蜂島 2朝、目が覚めると船は上下に大きく揺れていた。船窓からは、海面から生まれる無数の波頭を、東風が根こそぎ吹き飛ばしていくのが見える。そしてその向こうに見える目蜂島はまだ遙かに遠い。島が目の前に迫るには、まだ時間がかかりそうだ。海はかなり荒れているが、港には本当に予定通りに着くだろうか。まさか遭難ということはないだろうが……。狭い船室で、真紀はふと不安になった。それから真紀は、船の揺れに...

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眠れない羊たち

眠れない羊たち序幕:綿雲を引き千切り、東風が吹く。東風は長い海原を吹き渡りこの島にぶつかると、数十メートルの崖を一気に駆け上がり、島を撫でるように吹き渡っていく。その東風に逆らうように、全裸の女が崖に向かってフラフラと歩いている。虚ろなその目には、目の前に迫った崖も映らず、遙か彼方の水平線しか映っていないようだ。長い髪を東風になびかせ、裸足の足で草を踏みながら、女は崖のすぐ手前で歩みを止めた。しか...

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このブログについて

ー このブログについて ー 2012・01・04 現在*ここは このブログはアダルトブログ、18禁です。 未成年の方は速やかに御退出ください。*内容は ここではレズ小説を専門に扱っています。 人物名・店名・社名・地名・内容等、全てフィクションです。 男は出てきません。女同士の絡みに嫌悪感のある方には向きません。 また、男との絡みを期待される方、ご期待には添えません m(_ _)m*更新日は 毎週、日・水・土 ・ 祝祭...

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蛍の言の葉

『蛍の言の葉』は、予告やお知らせ、作者の近況報告などをお伝えします。 あけましておめでとうございます 皆様にとって 素晴らしい一年となりますように。 本年も 『あなたの燃える手で』 をよろしくお願いします。■お知らせ1月4日(水)は 『作品案内』 『街案内』 『このブログについて』をUPします。...

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土