第12話:蜂天寺奥の院 2天蜂尼と時江は、全裸でテーブルに仰向けになった百合子の両手首を引っ張り、テーブルの脚に繋がる手枷に繋いだ。そして脚はテーブルを跨がせ、膝から下がブラ下がるようにすると、その足首を足枷に繋いだ。つまり百合子は、全裸で黒い漆塗りのテーブルに大の字に繋がれたのだ。すると天蜂尼が、被っていた帽子(もうす)を脱いだ。年の頃は百合子達より少し上か同じ、四十路の半ばくらいか。形の良い頭に...