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あなたの燃える手で

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Archive2013年06月 1/1

夢の森鍼灸院

Episode 1-2良子は案内されるままに部屋に入った。そこは不思議な香りに満ちあふれた部屋で、中央には施術用の硬そうなベッドが1つと、壁には病院の診察室を思わせる白い棚があり、そこには細い銀色のモノが鈍く硬質な光を放っている。おそらくあれが鍼なのだろう。「それでは服を脱いで、ココに横になってください……」春麗の声は、鈴を転がしたような声だ。「あのう、下着も……」「どちらでも……。全裸の方が楽だとは思いますけ...

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夢の森鍼灸院

夢の森鍼灸院PROLOGUE『夢の森』の街。もうこの街に何度も足を運んでいただいた方も多いと思うが、今回はこの夏オープンした、『夢の森鍼灸院』を案内したいと思う。ただ、この街を始めて訪れた人のために、いつものように駅前からの道案内を始めようと思う。もうご存じの方も、よろしくお付き合い願いたい。夢の森の駅には西口と東口があるが、今回は西口を出る。ちなみに東口には、昭和の街並みが広がる中に、白い巨大な『夢の森...

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蛍の言の葉

『蛍の言の葉』は、予告やお知らせ、作者の近況報告などをお伝えします。■ あとがき今回初めて、1話~8話と9話~11話を入れ替えました。(当初は9話~11話が1話~3話でした)理由は、入れ替え前は警察側が主人公のような感じを受けてしまいました。やはり主人公は怪盗側、ピカレスク風(犯罪者が主人公、ルパン三世など)にしたかったので、勇気を出しての大英断でした。細かな加筆、訂正、削除は頻繁にありますが、ここまで...

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怪盗ムーンライト

40「まず犯行予告日は土曜日の昼で、それは1番混雑が予想される日だったわ。でもあたし達は搬入時から護衛を付け、完璧を期して搬入を終えた」「えぇ、そうね」「ルビーはガラスケースに入れられ部屋の中央に置かれた。24時間の監視体制に防犯カメラ、赤外線感知に重量感知などの措置も取られた。そしてもし感知器が作動すれば、警報音が鳴る仕組みになっていた」「えぇ」「そして当日。館内は予想通りかなりの混雑だった。そして...

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怪盗ムーンライト

39「類は友を呼ぶってわけね……。まさか美術館に潜入がいたとはね」2人の関係までも見破られた小夜と円香は、ズルズルと車へと近づいた。「動かないで」奈緒子の拳銃はピタリと2人を捉えている。「あなた達を撃ちたくはない。分かるでしょう」「……わかったわ」奈緒子は拳銃を向けたまま2人に近づくと、手錠を出した。「詳しいことは署で聞くわ」それは奈緒子が左手で円香の右手首を握り、右手で手錠を掛けようとしたときだった。...

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怪盗ムーンライト

38「な、なにを言っている……。わたしがムーンライト?」ジェシカは目を丸くして驚いている。「あなた一体誰なの?」円香が奈緒子を睨みつけた。すると奈緒子は内ポケットから黒革の警察手帳を出した。「警視庁潜入捜査官、中野奈緒子」「潜入捜査官?」「そう、あなたがムーンライトなら、全ての謎につじつまが合う」そして奈緒子は話し出した。「まずあなたは、館長室に時限発火装置を仕掛けた。時間が来れば爆竹が爆発するだけの...

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怪盗ムーンライト

37竜胆たちの連絡により七海美術館周辺の道路には非常線が張られた。しかし最少人数に絞ったことが裏目に出たことにより、竜胆たちは初動捜査に一手後れを取った。竜胆たちは捜査の指揮に当たるため、一旦本部に戻ることになった。竜胆の車にはヒロミとカンナが、ジェシカは自分の車にそれぞれ乗り込んだ。制服はバイクで1人駐車場を出ていった。円香は森に潜み、ムーンライトこと小夜の作戦開始を待っていた。そして時間通り、森...

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怪盗ムーンライト

36「竜胆さん、大丈夫ですか?」「あぁ、大丈夫だ。撃たれたワケではないらしい。ジェシカは……」「ジェシカさんも撃たれてはいないようです」カンナの腕の中で、ジェシカも目覚めようとしていた。「あっ、ジェシカさん……、大丈夫ですか?」「まったく、今夜はなんて刺激的な夜なんだ」ジェシカが竜胆に目をやると、2人はホッしたように息をついた。「一体なんだったんだあの衝撃は……」竜胆は腰に手を当てながら立ち上がった。「多...

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怪盗ムーンライト

35「1分前です」カンナはもう腕時計を見っぱなしだ。カンナ以外の4人も、その場に固まったように動かない。そしてカンナのカウントが始まった。「10・9・8・7・・・」「来るぞ……」「油断しないように」それぞれが声を掛け合う。「3・2・1……」次の瞬間、館内が停電になり、館内はすべて暗闇に包まれた。「やはりな、これは想定内だぞムーンライト」竜胆がそう言ったとき、館長室で何かの破裂音が響いた。「なんだ!」「館長...

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怪盗ムーンライト

34「竜胆さん、七海美術館にムーランライトからの予告状が届いたそうです」カンナの後ろにあるFAXが、それを吐き出し始めた。「これです……」カンナがFAXを竜胆に渡すと、隣にいたジェシカ・アンダーソンもカンナと一緒にそれを覗き込んだ。「いつもと一緒だ。月光のヤツに間違いないな」「そうですね。この文面を知っているのは、警察関係者とムーンライト本人だけですから」「サンドメノショウジキ。と日本では言うのですか...

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怪盗ムーンライト

33『アルセーヌの瞳盗難事件』から数週間が経ち、ここ七海美術館ではいよいよ『ルパンの宝石展 Ⅲ』が開かれようとしていた。展示物は『クレオパトラの首飾り』。金にダイヤ、ルビー、エメラルドなどを散りばめた首飾りだ。「館長! 館長……!」「あらっ、おはよう奈緒子」「あっ、お、おはようございます」奈緒子は朝、ポストから回収した郵便物と新聞を胸に抱いたまま、ペコリと頭を下げた。「また、また予告状が……」「そうね、も...

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怪盗ムーンライト

32快感、羞恥、直腸を筆で触られるおぞましい感覚、それらが1つになって奈緒子に襲いかかった。しかもテーブルに抱きつくように縛られた奈緒子のお尻は、突き出すように七海に向けらている。ソファに座った七海は、ノンビリとくつろぎながらこの責めを続けることが出来るのだ。「どう? 奈緒子。内蔵を直接筆で嬲られる気分は……」「あぁ、もう、もう赦して……、あぁもう入れないでっ、あぁぁいやぁ」「あらっ、まだ奥まで入れてな...

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怪盗ムーンライト

31七海と奈緒子は舌を絡めた。するとすぐに七海は彼女の首筋へキスを始めた。「もう、館長……。そんに焦らなくても……」「ムーンライトのストレスかしら、何だか奈緒子を虐めたくてしょうがないの、分かるでしょう。」「はい、館長。あたしでよければ、お好きになさってください」2人は妖しく微笑み会った。七海は奈緒子を全裸にすると、自分もブラとショーツだけになった。「奈緒子、今夜もきっちり虐めてあげるわ」「えぇ、嬉しい...

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怪盗ムーンライト

30『アルセーヌの瞳』を盗み出した夜。小夜と円香は窓からの夜景を見下ろしていた。2人の手にはシャンパンの入ったグラスが握られている。「今日もまたうまくいったわね、お姉様」「そうね。でもそれも、もうすぐ昨日の話になるわ」時計の針は、あと数秒で日付を跨ごうとしている。「あいつら、今回は本当に分からないんじゃないかしら」「またあいつらなんて、その言い方やめなさいって言ったでしょう。円香」「はぁ~い。でもど...

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土