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あなたの燃える手で

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Archive2016年08月 1/1

深夜バス 2

11今あたしの顔の上で、みどりさんは口を尖らせながら、その頬を何かモグモグと動かしています。それはみどりさんが唾を貯めているのですが、十分に唾が溜まったのでしょうか、みどりさんはこう言ったのです。「口を開けて……」あたしは彼女の唾を受けるために、少し大きめに口を開きました。「そうよ。わかってるのね。それじゃ、奴隷の証にあたしの唾を飲みなさい」「はい……」「いくわよ」するとみどりさんの唇が力なく半開きにな...

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深夜バス 2

10みどりさんの指先が、あたしのスポットを直撃した。それは "ガクン" というより "ビクン" という震えをあたしにもたらした。「ほらっ、やっぱりココ。相変わらず "キュッ" て締まっちゃうのね」「もう、みどりさんってばぁ……」「だって本当のことだもん。ほらっ、こうすると、ほらっ締まった」「あぁ~ん、だめぇ~。もう恥ずかしいぃ」あたしは全身に走る快感を感じながら、全てをみどりさんに委ねていました。するとみどりさん...

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深夜バス 2

9両手であたしのアナルを拡げたみどりさんが、その周りから舐め始めた。アナルは初めてだけど、みどりさんに舐めてもらっているというのもあり、あたしは少しずつ感じ始めていた。「ねぇ、結衣ちゃん。四つん這いになって……」「えっ? あっ、はい……」あたしが四つん這いなると、みどりさんはあたしのお尻を高く保ったまま、頭は枕に押し付けるようにした。「そう、いい格好よ。もう1度アナルを拡げて、今度は中を舐めるわよ」「...

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深夜バス 2

8みどりさんはうつ伏せのあたしに重なり、その位置や体制を少しづつ変えながらあたしの背中を舐めている。舌はナメクジのように這い、時に尖ってくすぐるように舐める。背中をほぼ舐め尽くした舌は、下半身へと移動していく。みとりさんはあたしの足の間に移動したようだった。「綺麗な脚ねぇ。太ももの後ろがとっても美味しそうよ」みどりさんは太ももの裏をねっとりと舐め始めた。「んん~、ツルツルねぇ」ナメクジは唾液の航跡...

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深夜バス 2

7みどりさんの舌があたしの舌を舐め、口から伸びた舌を互い吸い合い、そんな中で唾液を何度も交換した。高まる興奮はバーボンの力もあってか、二人の理性のダムを決壊させた。「さぁ、結衣。たっぷり可愛がってあげましょうね」「はい。みどりさんのお好きなように。みどりさんにならあたし、どんなことをされても平気です」「もう、そんな可愛いこと言ってぇ、いいの? どうなっても知らないわよ」「はい、あたしにはそれが幸せ...

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深夜バス 2

6「ねぇ結衣。乾杯する?」みどりさんはバーボンの大きな瓶をあたしに見せると、一杯やるかって顔をして笑った。「あっ、それ……」「そう。LOVE ROSES」みどりさんがグラスに氷を入れる。カロンコロンと涼しげで硬質な音を立てて、氷がクリスタルの中で転がった。「ロックでいい?」「はい」そして "愛の薔薇" は、グラスを半分だけ琥珀色に変えた。みどりさんはあたしにグラスを渡すと、顔の高さにそれを掲げた。「結衣、あの歌覚...

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深夜バス 2

5みどりさんはあたしに抱きついたまま、頬をあたしの肩に押し付けた。「あぁー、とうとう来てくれたのねぇ、結衣。ありがとう~」「はい。何とか来れました……」「ねっ、とにかく入って、あんまり広い部屋じゃないんだけど……」みどりさんはあたしの手を引いて、部屋に引き入れると、ドアに鍵をかけた。「もぉー結衣ぃ、ホントに嬉しいわぁー。ここに来たっていうことは……、コンサートにも来てくれたのね」「もちろん、初日に」「そ...

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深夜バス 2

4あたしの頭から、薔薇の暗号が離れない。食事中も、掃除をしていても、そしてベッドでゴロゴロしていても。何だろう、あの3つの薔薇のもつ意味は……。なぜ "駅" は剥がせず、2つの "13" は剥がせたのか。あたしは気分転換にお風呂に入った。シャワーのコックをひねり、熱い飛沫をを頭から浴びた時、あたしの頭に天啓が舞い降りた。「ちょっと待って、駅は剥がせなくても駅と分かったから駅と読んだ。でも時刻は、13時はともかく...

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深夜バス 2

3あたしは意気消沈し、タクシー乗り場からバス停へと歩いた。確かこの辺りに、深夜バス『ポラリス』が止まっていたのだ。こうしてここに立ってみると、改めてあの深夜バスの記憶が蘇ってくる。白一色と思っていた車体に、細いピンクのラインで描かれた北斗七星。そして同じピンク色で書かれたPORARISの文字。そしてあのバスの正式名称が『女性専用深夜バス ポラリス』であったことも。思い出すのは、みどりさんと別れたあの日のこ...

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深夜バス 2

2パンフレットには未発表曲となっていたが、幸いフルコーラスの歌詞が書いてあった。しかし問題なのは、ワンコーラス目だった。あたしは胸のトキメキを覚えながら、その暗号めいた歌詞の解読に没頭した。 ーMidnight loverー1 ねぇ、何処にいるの? あたしのMidnight lover2 あたしはあなたに会いたい だってあなたはあたしのもの3 あなたはあたしに会いたい? だってあたしはあなたのもの4 あなたと別れたあの場所に...

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深夜バス 2

深夜バス2~再会~PROLOGUE 北条虹子は、 "神の指先を持つ世紀のジャズピアニスト" として、知る人ぞ知る世界的なピアニストだ。しかしあたしが知る彼女は、本名の『藤原みどり』だった。彼女とは、この金沢の地に帰ってくる同じ深夜バスに乗り合わせ、なんとその車内で淫らな行為に及んでしまった仲だ。もちろん当人同士、同意の上と言うことはいうまでもない。その時のあたしは、みどりさんがそんな有名人だとは知る由もなく、...

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蛍の言の葉

                         ー蛍の言の葉ー   蛍の言の葉は予告やお知らせ、作者の近況報告などを知らせします□ お知らせさてさてなんとか『九尾の猫逹』の連載が終わりました。ブランク明け2作目にしては、締め切りに追われることもなく書き上げることができました。当初は全30話の予定だったのですが、それが9話もオーバーしたというコトは、我ながら筆が乗っていたのでしょうか……。といったところ...

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土