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あなたの燃える手で

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深夜バス 2

11
今あたしの顔の上で、みどりさんは口を尖らせながら、その頬を何かモグモグ
と動かしています。それはみどりさんが唾を貯めているのですが、十分に唾が
溜まったのでしょうか、みどりさんはこう言ったのです。
「口を開けて……」
あたしは彼女の唾を受けるために、少し大きめに口を開きました。
「そうよ。わかってるのね。それじゃ、奴隷の証にあたしの唾を飲みなさい」
「はい……」
「いくわよ」
するとみどりさんの唇が力なく半開きになり、そこから舌がトロンとはみ出る
ように伸びました。そしてあたしの開いた口に狙いを定めるようにすると、そ
の舌から糸を引いて、最初の大きな雫が滴り落ちたのです。
「まだよ。まだ飲んじゃだめ……。全部入れてから」
再び唇が尖ると、口の中の唾を全て絞り出すように、そこからまた雫が糸を引
いて落ちてきたのです。
「いっぱい入ったわね」
そう言いながら、みどりさんは人差し指を一本だけ伸ばすと、あたしの口に差
し込み、それで今入れた唾をぐるぐると搔き回し始めたのです。
「うふふっ、結衣ちゃんとあたしの唾をよく混ぜて……」
確かに、口を開けっ放しにしているあたしもそれなりに唾が分泌されているよ
うです。
「さっ、いいわよ。飲みなさい」
あたしはその唾を "ゴクリ" と飲み干しました
「これで結衣ちゃんはあたしの奴隷。もう逆らえないの」
「はい」
「いうことは何でも聞くのよ」
「はい……」

奴隷になったと言っても、あたしもみどりさんも何が変わったということはあ
りません。今までの通りです。きっとこれは精神的なつながりだとあたしは思
いました。
でもそんなことを感じたのもつかの間、みどりさんの指が、さっきの続きとば
かりにあたしの中に差し込まれ、敏感なあのスポットをグリグリと攻め立て始
めたのです。

「あぁっ、あぁぁ~ん、そ、そこっ、そこそこ、あぁぁ~いいぃ~感じるぅ」
「んん~、そうねぇ、ここねぇ、ここ、ほらっ、ここでしょう?」
「そうです、そこです、そこです、あぁぁだめぇ、逝くぅ、あぁ逝くぅぅ」
「あらあらっ、もう? だめよぉ。まだ逝っちゃだめっ」
「あぁぁ~でも、でもみどりさんの指がぁ、あぁぁそう、あぁ逝くぅぅ~」

みどりさんの指はモフォルテッシモであたしを煽り立て、ピアニッシモで絶頂
寸前の快感を蜃気楼に変えてしまうのです。しかし快感を生み出す旋律が止ま
ることがないため、あたしは喘ぎ続けてしまうのです。
しかもみどりさんは左手をあたしの胸に伸ばすと、硬くシコり勃った乳首を親
指と中指の爪で "キュッ" と挟み込んだのです。
「ひぃっ、ひぃぃ~、これはバスで……、あぁぁ~、あぁぁ~痛いぃ」
「そうよ、あのバスでもやってあげたわねぇ。でもここはバスじゃないわ。誰
に聞かれる心配もないホテルよ。これがどういう意味か分かる?」
「……」
「つまり、あのバスでの痛みがどれだけ序の口だったかってことよ」
「えっ、ってことは、ホントはもっと……?」
「そうよ。当たり前じゃない。今夜はそれを体で教えてあげるわ」
「うふふっ、どう? 痛みがジンジン強まっていくでしょう」
そういったみどりさんの口元は、妖しく微笑んでいました。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土