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あなたの燃える手で

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Archive2010年11月 1/1

アンティークドール

3 あたしは最近、変な夢を見るようになった。どんな夢かって言うと……、チョット言いづらいんだけど……。それは要するに、早い話がエッチな夢だ。今まではそんな夢、見たコトなんかなかったのに。何でだろう、いつからこんな夢を見るようになったんだっけって、そんなコトを考えてたら、あるコトに気が付いた。それはあの人形だ。アンがあたしの部屋に来てから、あたしはあんな夢を見るように……。夢の中のあたしは、いつも石畳の坂...

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アンティークドール

2「その人形が欲しいのかい?」心の奥を見透かすような目で、老婆はあたしをジッと見る。「えっ、あっ、は、はいっ」買うと決めたワケじゃないけど、なんとなくあたしは返事をしてしまった。でもそれは、この老婆にしてみれば "買います" と言ったように聞こえたかもしれない。「いいんだね……、ホントにその人形で」「えっ? えぇ……」あたしがなんとなく躊躇していると、老婆が意外なコトを言った。「いいのかい? その子は悪戯...

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アンティークドール

 ☆☆☆ 2010 Xmasスペシャル ☆☆☆            アンティークドールPROLOGUE小高い丘にある小さな公園。いつもの学校帰り、美羽はその小さな公園に入り込んだ。12月の日は短く、夕日に照らされたジャングルジムやブランコが、すでにその影を長く伸ばしている。美羽は学生カバンをブランコに置くと、自分は隣のブランコに座り、両脚で地面を蹴って勢いよくブランコを漕ぎ始めた。ブランコは振り子のように揺れ、師走の風が...

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蛍の言の葉

『蛍の言の葉』は、予告やお知らせ、作者の近況報告などをお伝えします。■お知らせ『こちら夢の森探偵社』の連載が終了しました。今回はチョッピリ謎解き風味でした。おそらくストーカーが誰なのか、途中で判った方は結構おられると思います。しかし、一人二役に気が付いた方は少なかったのではないでしょうか。まぁ、そうは言っても確かめようもありませんが・・・。さて次回作は、毎年恒例のクリスマススペシャルになります。(...

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こちら夢の森探偵社

36「わたしとしては、今回のことは警察沙汰にはしたくないのですが……?」エマは耳に神経を集中させ、チラリと天井を見た。「そうね、あたしも警察沙汰にはしたくないわ。この学園のためにもね」今回の依頼主。この「夢の森探偵社」、最初の仕事を依頼した人物。それは「夢の森女子学園」の学長、雪柳琴美だった。琴美は奈美の素行調査を依頼し、この学園の教授にふさわしい人物かを見極める為の、資料の1つにしようとしていた。...

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こちら夢の森探偵社

35「先生、どうしてこんな所に……?」エリの両腕は、まだエマの片腕に巻き付いている。「エリちゃん……。エリちゃん、ごめんなさいね……。あたし……」「……」「あたし……、エリちゃんが好きで……、知らないうちにこんなコトをしてしまって……」エリの腕がエマの腕からゆっくりと離れた。「本当にごめんなさい」「先生あたし……。でも……、奈美先生で良かった。他の、何処の誰かも知らない人より、奈美先生で、奈美先生で良かった」エリは涙...

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こちら夢の森探偵社

3450メートルほど前に、総合公園の入口が見える。入口から程ないところに、ライトアップされた「夢の森教会」が見える。怖くて後ろを振り向くことが出来ないが、ストーカーの気配は消えていない。「もしもし、エマさん。もうすぐ総合公園に着きますけど……」「判りました。総合公園に着いたら、教会まで歩い下さい。そして入口にある門柱の影に隠れて下さい」エリは僅かに早足になると、路肩に止められたクラッシックカーの横を通...

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こちら夢の森探偵社

33夢の森グランドハイツの910号室。そのドアの前に1人の人影が立ち、その影がインターフォンを押した。「はい……」スピーカーを通し、室内から聞こえたのは低めの女性の声だった。「あっ、若村です」「あぁ、これはこれはエリさん。今鍵を開けます」エマはエリを室内に招き入れると、応接室に通した。「どうぞ、お掛け下さい」革のソファに片手を伸ばし、エリを促した。「何かお飲み物は……。麦茶でも入れましょうか、今日は少し...

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こちら夢の森探偵社

32ジャラジャラと滑車が回り、天井から下がった鎖が1本引き下ろされた。鎖の先には革のベルトが繋がっている。琴美はそのベルトを奈美の右膝のすぐ上で締め、鎖を引っ張った。滑車がさっきとは反対に回り、奈美の膝が強制的に上へと持ち上がっていく。両手を上から吊られている奈美は、つま先立ちの左足で踏んでいる床だけが、唯一自分の居場所となった。琴美は鞭を壁に戻し、服を脱ぐと下着姿となった。「さて、お前への罰は……...

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こちら夢の森探偵社

31ピシャ! ピシャ!「きゃー! 痛い!」奈美の腰に、風を切った革の1本鞭が巻き付いた。その跡は、白い腰にミミズ腫れとなって真っ赤な線を引いていく。ピシャ! ピシャ! ピシャ!「キャー、いやぁー!」鞭がしなやかに巻き付く度、赤い線が奈美の腰に2本3本と引かれていく。叩かれる度に、手首の鎖を中心に奈美の体がクルクルと回り、その体に鞭がランダムに振り下ろされていく。「ひひひっ。堪らないねぇ、この感触が...

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こちら夢の森探偵社

30リンダが楓のホテルにいた時間、エリはストーカーに会っているという連絡をエマに入れている。と言うことは、やはり楓はストーカーではなかったのか?エマがエリの元に駆けつけたとき、既にストーカーの姿はなかった。つまり楓の容疑が晴れた訳だが、リンダは北島奈美のマークを続けていた。その日リンダは奈美と同じバスで、夢の森駅西口ターミナルまで帰って来た。奈美は駅前で30分ほどブラつくと、携帯を片手にターミナルへ...

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こちら夢の森探偵社

29楓の指が、リンダの中で怪しく動いている。皮肉にも、リンダ自身の喘ぎと体の反応が、その場所へと指を導いていく。「あぁっ、あぁ~ん。いやっ、だめっ、楓さん……、あぁっ、あぁぁ~」「うふふふっ、ほらほらっ、この辺は……どうかしら? んん? ココ?」細い指先がその場所に触れた瞬間、リンダの全身が震えるように波打った。「なっ、なに? あぁっ凄いっ、凄いっ、あぁぁ~感じるぅぅ~」そこはリンダ自身もまだ知らぬ、...

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土