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あなたの燃える手で

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Category怪盗ムーンライト 1/9

怪盗ムーンライト

40「まず犯行予告日は土曜日の昼で、それは1番混雑が予想される日だったわ。でもあたし達は搬入時から護衛を付け、完璧を期して搬入を終えた」「えぇ、そうね」「ルビーはガラスケースに入れられ部屋の中央に置かれた。24時間の監視体制に防犯カメラ、赤外線感知に重量感知などの措置も取られた。そしてもし感知器が作動すれば、警報音が鳴る仕組みになっていた」「えぇ」「そして当日。館内は予想通りかなりの混雑だった。そして...

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怪盗ムーンライト

39「類は友を呼ぶってわけね……。まさか美術館に潜入がいたとはね」2人の関係までも見破られた小夜と円香は、ズルズルと車へと近づいた。「動かないで」奈緒子の拳銃はピタリと2人を捉えている。「あなた達を撃ちたくはない。分かるでしょう」「……わかったわ」奈緒子は拳銃を向けたまま2人に近づくと、手錠を出した。「詳しいことは署で聞くわ」それは奈緒子が左手で円香の右手首を握り、右手で手錠を掛けようとしたときだった。...

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怪盗ムーンライト

38「な、なにを言っている……。わたしがムーンライト?」ジェシカは目を丸くして驚いている。「あなた一体誰なの?」円香が奈緒子を睨みつけた。すると奈緒子は内ポケットから黒革の警察手帳を出した。「警視庁潜入捜査官、中野奈緒子」「潜入捜査官?」「そう、あなたがムーンライトなら、全ての謎につじつまが合う」そして奈緒子は話し出した。「まずあなたは、館長室に時限発火装置を仕掛けた。時間が来れば爆竹が爆発するだけの...

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怪盗ムーンライト

37竜胆たちの連絡により七海美術館周辺の道路には非常線が張られた。しかし最少人数に絞ったことが裏目に出たことにより、竜胆たちは初動捜査に一手後れを取った。竜胆たちは捜査の指揮に当たるため、一旦本部に戻ることになった。竜胆の車にはヒロミとカンナが、ジェシカは自分の車にそれぞれ乗り込んだ。制服はバイクで1人駐車場を出ていった。円香は森に潜み、ムーンライトこと小夜の作戦開始を待っていた。そして時間通り、森...

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怪盗ムーンライト

36「竜胆さん、大丈夫ですか?」「あぁ、大丈夫だ。撃たれたワケではないらしい。ジェシカは……」「ジェシカさんも撃たれてはいないようです」カンナの腕の中で、ジェシカも目覚めようとしていた。「あっ、ジェシカさん……、大丈夫ですか?」「まったく、今夜はなんて刺激的な夜なんだ」ジェシカが竜胆に目をやると、2人はホッしたように息をついた。「一体なんだったんだあの衝撃は……」竜胆は腰に手を当てながら立ち上がった。「多...

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土