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あなたの燃える手で

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夢の森歌劇団

12  
やがてレイラと鏡花が現れた。その姿は、本格的な女王様の身につける黒い
革のコスチュームだった。
しかもレイラは、旅行用の大きなボストンバッグを持っている。

「チョットほらっ、あなた達。まだ服着てるの? 早く脱ぎなさい」
聞けば聞くほどレイラの口調が、厳しい女教師のソレに聞こえるのは、やは
り元男役だからか。
「なんならあたしが脱がして差し上げましょうか……?」
鏡花の口調はむしろ、まさに一国の女王といった風情だ。レイラのソレと比
べれば当然優しく聞こえるが、しかしその分どこか底知れない女の残酷さを
感じる。

二人の女王様に見つめられながら、恋と雫は全裸になった。
「二人共、こっちにいらっしゃい」
ソファに座ったレイラが、スラリとした脚を組みながら、二人を手招いた。
彼女の横には、ボストンバッグが置かれている。
「そこに並んで後ろを向きなさい」
恋と雫が "クルリ" と二人に背を向けた。
「まぁ、綺麗な背中ねぇ。腰もしっかり括れて、女らしい曲線で素敵よ」
「それに、叩き甲斐のありそうなお尻」
「ホント。真っ赤にしてやりたくなるわぁ」
「その赤くなったお尻を更に叩いて……、あぁもう、ムラムラしてくる」
「それに足もスベスベで綺麗」
「そうね、すぐに縄の跡が付くコトになるけど……」
「今度はこっちを向いて……」

恋と雫は "クルリ" と二人に向き直る。両手が股間を隠しているのは、羞恥
か本能か。
「あらっ、二人共、意外と出るところは出てるのねぇ」
「そうね、お胸は少なく見積もっても85……、ってトコかしら?」
「綺麗なピンクの乳首がとっても敏感そうで素敵よ」
「ソコもたっぷり責めてあげるわ。悲鳴を上げるほどに」
「でもあなたは……、その前にまずお尻でしょう?」
「もちろん。まずは百発かしら」
「よろしくてよ。あたくしは何発でも……」
「ねぇあなた達、その手はなに? 誰がソコを隠していいと言いました?」
「えっ……? でもぉ……」
「でもじゃありません」
「そうよ。手は後ろ回して」
二人が渋々といった丁で、両手を後ろに回した。
「そう、いい子。まぁまぁ、大事なトコロも、黒いお毛毛も丸見えね」
「生意気に毛なんて生やして……、そうだ、後でツルツルにしてあげる」
「さぁ、二人共あたし達のお膝にいらっしゃいな」
「生意気な悪い子には、お尻をペンペンしてあげるわ」

二人は組んでいた脚を戻すと、そこに恋と雫の二つのお尻が向かい合う位置
で、二人を膝にうつ伏せにさせた。
その姿はまるで、二人の娘が一緒にお仕置きを受けるようだ。

鏡に映ったような向かい合ったお尻。大きなソファは、四人の女がそういう
姿勢をとってもまだ余裕がある。
「さぁ、覚悟なさい」
「百発は叩きますよ」
「えっ? ホントに百回……」
「そうよ。百叩きよ。数は自分で数えるのよ。ちゃんと聞こえるようにね」
「は、はい……」

目を瞑る恋と雫の白いお尻が、徐々に赤みを増していった。


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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土