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あなたの燃える手で

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Category眠れない羊たち 1/6

眠れない羊たち

第28話:秘密 3それからあたしは救出され、そして沙織さんと共に海百合荘に返された。どのみち翌日は帰るコトになっていたので、予定に大きな変更はない。あたしは部屋で布団を敷くとその上で大の字になり、この島に来てからを振り返りながら、最後の夜を過ごした。かなり危険な、たぶんあのままだったら、秘密を知ったあたしは殺されていたのだと思う。でも今、こうしていつもと同じような夜を迎えていると、そんなコトがあった...

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眠れない羊たち

第27話:秘密 2「ほぉ~らっ、入れますよ……。あぁ~、あぁぁ~気持ちイイィ」天蜂尼は、既に薬を使っているかのような表情を浮かべると、グイッと腰を押し出した。「いやぁっ、いやぁぁ~」真紀の声が奥の院に響き渡った。その時。何かの強烈な破裂音と共に、奥の院の扉が開いた。ハッとして振り返る3人の前に、拳銃を構えた沙織が立っていた。その足元には、銃弾ではじけ飛んだ鍵が転がっている。「さっ、沙織……。どうして……」...

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第26話:秘密 1「コレで今年も……、この島は安泰ですねえ」天蜂尼は改めてというように時江と百合子を見た。「えぇ、これもみんなめかくし様のおかげです」本当にこの石仏にそんな力があると思っているのか、時江がしみじみと言う。「そうそう時江、それはそうとアレ……。持って来た?」「まぁ、百合子。もう欲しくなったの?」「だって……」「ふふふっ、持って来たわよ。でも天蜂尼様が先よ。まずは天蜂尼様に使っていただいて、あ...

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眠れない羊たち

第25話:儀式 3真紀の全身に、天蜂尼と百合子の指が這い回った。優しくフワリと触るその感覚は、あっという間に真紀の性感を覚醒させた。「はぁぁ~、いやぁ、やめてっ、やめてっ……」「真紀ちゃんは敏感だから……」「こんな状況でも感じずにはいられないなんて、本当に淫らな体ねぇ」その時、奥の院のドアが開き、庄屋の時江が入ってきた。「まぁ、もう始まっていたのね」「あらっ、時江。今始まったばかりよ。早くいらっしゃい」...

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第24話:儀式 2「めかくし様はこの島に伝わる古代信仰だって……。この島の案内にも書いてあったわ……」「この島の案内ですか……。そう、いかにもめかくし様はこの島に伝わる信仰です。でもそれは今でも、脈々と受け継がれているのですよ」「今でも……?」「その案内には、こうも書かれていませんでしたか? その習わしの際に女が1人いなくなると。それで "めかくし" という字は "女隠し" と書くのではないかと」そんなまさか、それ...

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土