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あなたの燃える手で

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Archive2016年08月17日 1/1

深夜バス 2

6「ねぇ結衣。乾杯する?」みどりさんはバーボンの大きな瓶をあたしに見せると、一杯やるかって顔をして笑った。「あっ、それ……」「そう。LOVE ROSES」みどりさんがグラスに氷を入れる。カロンコロンと涼しげで硬質な音を立てて、氷がクリスタルの中で転がった。「ロックでいい?」「はい」そして "愛の薔薇" は、グラスを半分だけ琥珀色に変えた。みどりさんはあたしにグラスを渡すと、顔の高さにそれを掲げた。「結衣、あの歌覚...

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土