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あなたの燃える手で

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眠れない羊たち

第9話:密会 3
長襦の前をダラリと広げ、百合子は両手を滑車で吊り上げられている。
バレリーナのようなつま先立ちで僅かフラつく百合子を、キツネ顔の時江がニ
ヤニヤと嗤いながら眺めていた。

時江は百合子の乳首を解放すると、今度は体を密着するように近づけ、右手を
彼女の股間へと伸ばした。そして陰毛をかき分け、その下へと指を潜り込ませ
ようとした。
「あぁっ、いやっ……」
反射的に百合子の両脚が閉じ合わさる。
「まぁ、いいのよ遠慮しないで……、大人しく脚を開きなさい」
強引に手をねじ込もうとするが、固く閉じ合わされた脚は開く気配がない。
「しょうがないわねぇ」
時江は別の滑車に繋がった1本の縄で、百合子の右膝のすぐ上を縛った。そし
てその縄を引き、彼女の片足をスルスルと苦もなく持ち上げていった。
機械的に持ち上がっていく自分の脚。そこに百合子の抗う余地はない。
「あぁっ、いやっ、いやぁぁ~」
太腿が水平よりやや高くなた位置でそれは止まった。見方によっては、片足だ
けのM字にも見える。

時江はもう1度、百合子の拡がった股間に片手を伸ばした。
「あぁっ、いやっ、いやっ」
「ふふふっ、もうどうしようもないわねぇ。触り放題よ。ほらっ」
「あっ、いやっ、や、やめてっ」
「ほらほらっ、ほぉ~らっ。あらあらっ、もうヌルヌルじゃない。こんなに濡
らして……」
時江は手首を曲げ、指先で百合子の花びらを撫で回した。
「あぁっ、だめっ。そんなことしたら指が、指が入っちゃう、入っちゃうぅ」
「んん~、ココから指が入っちゃうわ。ヌルヌルだからよく滑って。ほらっ、
ほぉ~らっ入ってく。もう指が全部ズッポリ。こんな奥まで……」
時江は指を根本までと差し込むと、柔肉を味わうようにクネクネと踊らせた。
「いやっ、いやぁぁ~。あぁぁ~いやぁぁ、だめぇぇ~」

両手は天井向かって伸び、脚は片足のつま先立ち。百合子はもうフラつくとこ
でしか抵抗出来ない。
そんな百合子を見下すように、時江は指嬲りを続ける。
「ほらっ、あたしの指でグチュグチュに掻き回してあげる」
「あぁ、いやっ、あぁぁん、だめっ、ソコはぁ、あぁ、あぁぁ、あぁぁぁ~」
「百合子、あなたはこれじゃ物足りないでしょう? いいのよ判ってるわ。今
からうんと虐めてあげる。残酷にネチネチとね。果てしない辱めをタップリと
味あわせてあげるわ」
「いやっ、時江、時江様。そんなコト……、もうお赦し下さい」
時江は大きな箱を床に置くと、その前に屈み込んだ。
「良かったわ、あなたを責める道具をここに置いておいて。さぁ、今度はコレ
で泣かして上げるわ。百合子」
そう言って時江は、2本のバイブを手にした。
「えっ、それって……、まさか……」
「そう、2穴責めよ」
時江は手にした2本のバイブを、百合子の目の前で見せつけた。
「この太くて黒いのが前、白くて長いのが後ろ。どっちも振動しながら首をク
ネクネ振るのよ」
「2本同時に……」
「そうよ、あなたの中でいつまでも動き続けるの。前も後ろも感じる百合子に
は、ピッタリな責めでしょう?」
時江は右手に黒いバイブを持つと、その先端を百合子の股間に向けた。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土