△4「ごちそうさま。美味しかったわ」明美は青いガラスの向こうに姿を消した。「ありがとうございました」その姿を見送ったLが扉に鍵を掛ける。AM 2:00。流れるジャズはテナーサックスからピアノに変わった。微笑みながら桜子の隣に座った。「いいの? あんな約束して……桜子のこと相当気に入ってたみたいだけど。来週、彼女来るかしら?」「来るよ、絶対」「そうじゃなくて、彼女、明美さんはあたし達と同じ性癖の持ち主よ...