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あなたの燃える手で

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Archive2008年09月14日 1/1

白百合忍法帳

6 (慶安四年 七月五日)その日の朝、碧は早朝の人の気配に目を覚ました。それから数秒後、足音は碧の住む長屋の前で止まると力なく戸を叩いた。「誰だろう? こんなに早くから……」碧は薄い布団を捲るとゆっくりと立ち上がり、戸の前に立った。「誰だい? こんなに朝早くから」「あたしだよ、ちょっとココを開けておくれよ」「柘榴……」碧は心張り棒を外すと柘榴を迎え入れた。柘榴は俯いたまま力無く敷居を跨いだ。「どうした...

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土