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あなたの燃える手で

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Archive2008年09月06日 1/1

白百合忍法帳

2 (慶安四年 七月三日)この日、江戸のくノ一「柘榴(ざくろ)」は、いつものように天秤棒を担ぎ、魚を売り歩いていた。そうして江戸市中を歩き回り、ここのところ特に目を引き始めた浪人達の言動に耳を傾けていた。「明日からどうやって食っていけと言うんじゃ……」「まったくじゃ、我らを体よく追い出し後は知らんぷりじゃ」「再仕官の道も難しく、辻斬りでもやるしかないぞ」「それもこれもみんな幕府のしたこと……」「あんな...

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土