十九「そうですか。それではそのように致しましょう……」するとその言葉が合図となったように、花壺さんは濡菊さんから離れ、夢天さんさんと一緒にあたしの回りを取り囲みました。あたしはまだ両手を1つに縛られて、天井から吊されたままです。つま先立ちも相変わらずで、思いっきり背伸びをしているような状態です。そんなあたしの回りに3人が集まりました。「あのう、これは……?」「感じたいと言った美鈴さんの為に、そのように...