十八あたしの顔は夢天さんの両手に挟まれ、濡菊さんの顔は花壺さんの両手に挟まれています。それぞれ挟まれた顔は、キスをするように押し出され、もうその間隔は二~三センチしかありませんでした。「いいですよ美鈴さん。キスしても」「えっ……」「ほらっ、もう唇はすぐそこ。舌を伸ばせば届きそうですよ」確かに頭は挟まれていても、舌は伸ばせます。そしてそれは本当に届きそうなほど、すぐそこにあるのです。でも……。「でもそん...