11触診と称した2本の指が、冬香の蜜壺でジワジワと動き始めた。「あっ、あぁ~ん、いやぁ。ねぇ、真弓。これ、本当に診察なの?」「そうよ。だってココが、腫れてるようなのよ。でもこういう所って微妙でしょ。ちゃんと確かめたいの? ねっ、冬香。もう少し我慢して」「白井さん、この際ですから、しっかり見て貰ったほうがいいですよ。手遅れになって後で大事になるよりも……」御堂は冬香の膝を折り曲げ、冬香自身の胸に付く程...