7「えっ……?」耳を疑うようなその言葉に、奈津はもう一度聞き返した。「さっきの声、もう一度聞かせて」やっぱり間違いない。女将は確かにそう言った。「確かうなじ? 首だったかしら?」女将の手が、またうなじから首へと触っていく。「あぁん」「うふふぅ、やっぱり首」「お、女将さん……」「いいから、そのまま……」女将は体を奈津に向けると、両手で奈津の首に触った。「あぁ、そんなっ……」「うふふっ、感じちゃうの?」「えっ...