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あなたの燃える手で

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Archive2018年08月01日 1/1

水蜜楼別館離れ

5茜色に変わった山の稜線に向かって、数羽の鳥が飛んでいく。露天風呂の小さな椅子に座った奈津に、女将は後ろからそっと湯を掛けた。それは和服を着ている自分が濡れないようにと、そんな感じの掛け方だ。仄かに硫黄の香る湯が奈津の肌を滑り落ち、石の床をサラサラと流れていく。「さっ、こちらへ」女将は奈津の手を取り、岩風呂へと導いた。「どうぞ、お入りくださいませ」「はい……」奈津は片手を女将とつなぎ、もう片手で前を...

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土