2「さっ、入って……」月子はミミを寝室に入れると、自分はベッドに腰掛けた。「初めまして月子様。ミミと申します」そう言って月子に向かってペコリと頭を下げた娘は、嫌味のない美人だった。確かに運動は苦手そうだし、真面目な優等生タイプという感じもする。童顔美人で色白で、笑顔がキュート。すべてママの言った通りの娘だ。「いいのよ、そんなにかしこまらないで。もっと楽にして」「あっ、はい……。ありがとうございます」し...