十花壺はゴム手袋に、練り芋茎(ズイキ)をタップリと塗りつけると、その手を四つん這いの濡菊の薔薇の中に、ヌルヌルと潜り込ませていった。「あぁ、そんなっ、前にもですか……」「そうよぉ。お豆ちゃんにもほぉ~らっタップリ」「あぁ~もう痒い。痒い痒い、前も痒い。掻いて、早くっ、早く掻いてぇ~」「まぁまぁ、これから痒くて痒くて堪らないところを、ジックリとくすぐるというのに、今からそれでは相当楽しめそうですねぇ~...