6夢のコトはボンヤリと憶えている。でも、霞が掛かったように明確な記憶ではない。ただ体だけがそれを覚えているような、そんな感覚だった。そして夜、ベッドに横たわったあたしを、アンが見つめていた。「アン……、あたしまた、あの病院に行けるかな?」恥ずかしくて堪らないのに、ホントにやめて欲しいのに、あたしの体はあの快感を求めている。恥ずかしければ恥ずかしいほど、それ以上の快感があるような気がして。「あたしもう...