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あなたの燃える手で

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アンティークドール


夢のコトはボンヤリと憶えている。
でも、霞が掛かったように明確な記憶ではない。
ただ体だけがそれを覚えているような、そんな感覚だった。

そして夜、ベッドに横たわったあたしを、アンが見つめていた。
「アン……、あたしまた、あの病院に行けるかな?」
恥ずかしくて堪らないのに、ホントにやめて欲しいのに、あたしの体はあの快
感を求めている。
恥ずかしければ恥ずかしいほど、それ以上の快感があるような気がして。
「あたしもう寝るね」
胸に淫らな期待を膨らませながら、あたしは瞼を閉じた。
「だって夢ならイイじゃない。罪はないでしょう……」


あたしは、いつも石畳の坂道を歩いている。
坂の上には病院見える。
そして白い病室。
分娩台に座っているあたし。
数人の看護士があたしを囲むように立っていて、真正面には女医がいる。
「いらっしゃい、美羽ちゃん……」
「あなたは誰? 誰なの? なんでこんなコトを……」
「さぁ、美羽ちゃん。診察しますよぉ~」
その一言で、看護士達があたしを押さえつけた。
「いやっ、やめてっ。離して、離してってば」
あたしはあっという間に押さえつけられて、動けなくなってしまった。

1人の看護士があたしの腕を肘掛けに押しつけ、もう1人がその腕にグルグル
と縄を巻きつける。また別の2人の看護士は、あたしの脚を1本ずつ持つとM
字に曲げ、これもまた素早く分娩台に縛り付けてしまった。
2人の看護士はあたしの腕を、別の2人はいつでも脚を押さえられるように待
機している。
そして女医は何かカチャカチャと音を立て、医療器具の載った台をあたしの脚
の間に置いた。
「な、なに? なにするの?」
「なにって、診察ですよ」
「でも、それ……」
「さぁ、始めるわよ」
女医は何か金属の器具を持つと、それをあたしに見せるように持ち上げた。
「コレ、知ってる? 美羽ちゃん」
ハサミのような取っ手に、冷たく銀色に光ったアヒルのクチバシような筒。
そんなモノ見たことないあたしは、黙って首を横に振った。
「コレはねぇ、クスコっていうのよ」
「クスコ?」
「そう。これをね、美羽ちゃんのココに入れて、こうやって開くの」
女医が取っ手を握ると、アヒルのクチバシような筒が2つに割れ、本物のクチ
バシのように拡がった。
「……?」
「コレを入れて拡げると、美羽ちゃんのアソコの奥までよぉ~く見えるのよ」
あたしの頭の中で、ようやくその器具の使い方が理解できた。
「いやぁ~、いやよっ。そんなコトやめて……」
「開いたらこれで照らして、よぉ~っく見てあげますからね」
彼女はスイッチを入れるとその光をあたしの顔に当て、クルクルと輪を描くよ
うに回した。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土