10「ふっ~。サッパリしたね、舞ちゃん」「うん」「はい、タオル」里美さんから白いバスタオルを受け取ると、それを体に巻いてバスルームから出た。そして2人で並んでベッドに腰掛けた。「ねぇ、舞ちゃん。あの夕日、綺麗だったね」里美さんの濡れた髪、とってもセクシー。あたしもこんな女性になりたい。「うん。海に沈む夕日なんて……、久しぶりに見た。あっ、そうだ」あたしは立ち上がると、ハンガーに掛かったワンピースのポ...