△18蒼い満月が煌々と輝いている。その光は星々の灯りを蹴散らし、薄い雲を切り裂いて『MELLOW BLUE』を蒼く照らしていた。静かにテナーサックスの流れる中、最初に語りかけたのはLだった。「蝋燭、大丈夫だったでしょ? 彼女……」「うん。案外抵抗なさそうだった。結構ああいうプレイしてるのかな?」「さぁ、それは何とも言えないけど。それで、あなたも責めてもらったんでしょ。桜子」「うん。すごく気持ちよかった...