† 21紫苑様は聖水を塗った筆を赤い壺に立てかけ、新たに筆責めに使った小筆を右手に持つと、それをわたしに見せながら妖艶な微笑を浮かべました。あのおぞましい細い棒も、まだ蜜壺に刺さったままなのです。「痒いっ、あぁ痒いぃ。待ってください。お願いです。それだけはぁ……」「そうはいきませんよ。ほぉらっ、この剥き出しの豆をそぉ~っと」「ひっ、ひぃぃ~。ひぃぃ~いやぁ、痒いっ、痒いぃぃ~掻いてぇ掻いてください。お...