5静かな夜だった。私は露天風呂に入り部屋に戻ると、首にバスタオルを掛けたまま窓辺にもたれ、濡れた髪を乾かしていた。窓の外には真っ暗な山と、町明かりを反射して流れる川面、夜にはそれくらいしか見えない。ちょっと退屈な景色だった。私はやっぱり待っていた。だって昨夜の余韻が今も私の体をうずかせているし。私は彼女にヌードを撮らせてもらおうと思っていた。だってあんなに綺麗な肌と体、撮らない手はないでしょ。フォ...