2 誰も見ていない時、あたし達は挨拶がわりにキスをするようになった。そんなことが習慣のようになったある日、あたし達はまたあの公園に立ち寄った。あの日と同じブランコに座り、おしゃべりをしていると、せっちゃんが公園のゴミ箱に何かを見つけた。それは18禁の漫画、エロ本だった。そのエロ本はまだ捨てられたばかりのようで、綺麗で汚れてもいなかった。せっちゃんはそのエロ本を掴み上げると、急いで鞄にしまった。「ウチ...