6 第一章 最終話指は肉壺に入っただけで、そのままピクリとも動かない。「ねぇ掻いてっ、掻いてクララ様。もうだめっ、限界ですぅ」首輪に両手を繋がれたシャーロットが、そう言って身悶える姿は、まるで小さな子がイヤイヤをするようだ。「だめ。このままよ。このまま動かさないの」痒みを与えて虐めたかったクララだが、シャーロットの痒みは下降線を辿っていた。しかしそれは、この媚薬本来の姿を表してきた証だった。「どうや...