14 菜月は保険の外交員をしている。そんな彼女が、仕事中にコンビニなどに立ち寄るコトは珍しくない。しかし今日はコンビニではなく、昔ながらのスーパーマーケットだった。買い物を済ませレジに並ぶと、そこにいたのは奈々だった。突然の再開に、二人は驚きを隠せなかった。「奈々さん……、ここで?」「はい、夕方まではこうやってレジやってます」「そうなんだぁ、あたしも仕事中なんだけどね」「仕事?」「うん、保険の外交員を...