9「でも私が縛られてからは、もう先生の独壇場でしたよね」「そうだったかしら?」「そうですよ」「その指や舌で……、あたしのコトを散々……」「この指や、舌で?」先生はカップを持った指を伸ばし、舌を少しだけ長く出すとまた笑った。ベッドにX字形に貼り付けになった私。そんな私の脚の間に先生がいる。「ホントに丸見え。よく見えるわよ詩織ちゃん」「嫌っ、嫌嫌っ、見ないでっ、見ないでくださいぃ」でも先生は上半身を折り曲...