16芋虫と化した御堂の背中が仰け反りかえった。真弓は両手を平行に移動させながら、肩甲骨、背骨、脇腹と、背中一面に白い蝋涙をポタリ、ポタリと落としていく。「はぁぁ~、ひぃ、ひぃぃ~。熱いっ、熱いぃ~」「ふふっ、熱い? 昔ながらの和蝋燭よ。その辺の低温蝋燭とは違うわよ」「熱いっ、熱いっ、くっ、くっ、んぁぁ~、あっ、あぁ出るぅぅ~」御堂は熱蝋に藻掻きながら白濁液を噴出した。灼熱の滴は止まらずにゆっくりと...