Archive2009年02月11日 1/1
クレオパトラの微笑み
16彼女はあたしから目をそらさずに、妖しく唇を歪ませた。首を縦に振ったあたしの意図を、全て読み取ったというふうに……。あたしはそう信じた。その証拠に彼女は黙ったまま、親指と人差し指であたしの硬くなっている乳首をそっと摘んだのだ。見つめ合う二つの瞳と声なき会話、それが暗黙の了解だった。乳首で生まれた甘美な快感が全身を駆け巡る。「んん、あぁ……」押し殺しても漏れる喘ぎ声と共に、全身は波のようにうねる。その...
- 0
- 0
2009/02/11 (Wed) 08:30