2ntブログ

あなたの燃える手で

Welcome to my blog

官能作家 二階堂月子

【14】
「どう? 陽子ちゃん。ほらっ、ほぉ~らっ、もっと入れてあげる」
先生の中指が、あたしの真下から蜜壺を貫いてくる。しかもそれは意地悪く、
ジワジワとあたしを嬲りながら侵入してくるのだ。
「あぁ、あぁぁ~先生、あたし、あたし」
「ほらっ、だめよ立ってなきゃ。手も頭の後ろで組んままよ」
「あぁっ、あぁぁ~だめっ、あぁぁ~ん、そ、そんな、あぁぁぁ~」
「感じるのねぇ~、陽子ちゃんの中とっても熱くて、奥までトロトロ。柔らか
な肉がヒクヒク動いて、あたしの指にまとわりついてくるの」
「あぁぁ~、先生そんな、言わないで下さい……、恥ずかしいです……」
「だってぇ、ホントのことよぉ。ほらっ、おつゆが糸を引いて垂れてきたわ」
「いやぁ、恥ずかしいですぅ」
「どれどれ、もう1本指を入れて、掻き回してあげましょうねぇ」
先生は中指に人差し指を加えると、それを根本まで差し込んだ。そして手首を
グリグリと捻りながら、あたしの中を好き勝手に掻き回した。
そしてその最中、一際鋭い快感が全身を貫いた。
「ひぃっ、ひぃぃ~、あぁぁ~、だめっ、そこは……、そこは……あぁぁ~」
それは中を掻き回す指先が、あたしのスポットを刺激したのだ。
「んん? どうしたのぉ? この辺が感じるのかしらぁ?」
「あぁん、ひぃっ、ひぃぃ~、あぁぁ、だめっ、そこは、そこはだめですぅ」
「んん~ここねぇ~。ここが陽子ちゃんの……、他人が絶対に触っちゃイケナ
イ場所。そうでしょう?」

とうとう見つけられた。
先生はあたしより背も高いし体も大きい。だから当然指も長い。そのスラリと
した指が狭いところで暴れれば、遅かれ早かれ発見されたのかもしれない。
だけど……。

「そ、そうですぅ、だから、だからそこは赦してください」
「だめよぉ~。さっき言ったでしょう。客観的に見たいって……。ココを責め
て、どんな反応をするのか見せてもらうわよ。いいでしょう? 陽子ちゃん」
「そ、そんなぁ……」
「だってあなた、あたしの助手ですものねぇ。協力するのが当然でしょう」
「せ、先生ぇ~」
「ここじゃなんだから、離れにいきましょう」

あたし達は浴室を出ると、離れにいった。
離れと言ってもそこは平屋の部分が飛び出している8畳程の和室で、普段は来
客用の部屋として使っている。ただチョットだけ廊下を歩いていくために、通
称離れと呼んでいるのだ。
離れはこれといったものは何もない。強いて言うなら床の間と和室に合った4
人掛けのテーブルと、4枚の座布団があるだけの部屋だ。
その佇まいは、どこか和風旅館を彷彿させる。

先生はご丁寧にそんな離れの雨戸を閉めると、あたしに向き直った。
「ごめんなさいねぇ、陽子ちゃん。あたしが書けないばっかりにこんなことま
でさせて……、ホントにごめんなさい」
改めてそう言われると悪い気もしない。あたしだって嫌いじゃないし……。
でもなんだかちょっと怖い。と言うのが正直な気持ちだ。
だってさっきの浴室での先生。あれはまるで別人格のようなだった。
まさか、まさか先生……。いや、それこそまさかだろう。先生が2重人格だな
んて、あたしの考えすぎというものだ。

「いえっ、いいんです。さっきは突然のことでちょっと驚いてしまって……」
「そう、それならいいんだけど……」
「それであたし、どうすれば……」
「そうねぇ、それじぁ」
先生はそう言うと、座布団を1枚テーブルの上に置いた。

Comments 0

Leave a reply

About this site
女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
About me
誠に恐縮ですが、不適切と思われるコメント・トラックバック、または商業サイトは、削除させていただくことがあります。

更新日:日・水・土