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あなたの燃える手で

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官能作家 二階堂月子

【6】
あたしは試しに、もう1度首筋にキスをした。
するとやっぱりブルッと反応がある。もしかして先生……、感じてる?
あたしは演技に没頭しているフリをして、更に先生を犯しに掛かった。
「月子さん、僕は……、僕は……」
「あぁ、やめて、やめて陽子さん。イケナイわ、こんなこと……」
そして今度は舌で、首元から耳元までを舐め上げた。
「あぁ、あぁん」

本気なのか嘘なのか、先生は体をクネらせながらもその抵抗は弱い。
あたしはそれをいいことに、左手で先生の両手首を掴むと、右手を襦袢の帯に
伸ばした。指先でその端を引っ張ると帯は簡単に解けた。
戒めを失った襦袢は途端にクシャクシャとシワを作りながら、1枚の布に戻っ
ていく。そしてそれはそのまま、先生の素肌を晒していくことにもなった。
だって先生、下着を着けてないんだもん。

「あぁいやっ、だめっ、もうだめよ陽子さん。お願いやめてっ。これ以上され
たらあたし、あたし……」
「何です? 月子さん。これ以上されたら、あなたは一体どうなってしまうと
いうんです?」
「いやっ、言わせないで」
「もしそれが、僕の望む形ならば……、むしろ僕はその方が……」
あたしは先生の腰に残った帯をスルスルと抜いた。
「あぁ、そんな、陽子さん、縛るなんて……」

えっ? 別にあたしはそんなつもりは無かったんだけど……。
先生ったら、あたしが帯を手にしたからそれで縛られると思ったらしい。
それなら、そうしてあげましょうか。
あたしは先生の両手首を一つにすると、そこに帯をグルグルと巻き付けた。
でも腰に巻いていた帯で手首を縛っても、相当な長さが余る。そこであたしは
その余った帯をテーブルの脚に巻き付けた。
これで先生は、両手を頭の上にしたままテーブルに繋がれたわけだ。
「さぁ、これでもう動けませんよ。大人しくして下さい、月子さん」
「あぁだめっ、だめよ、こんなこと。イケナイわ」
両手を縛られた先生を見ていたら、なんだか気が大きくなってきた。だっても
う先生は何をしようがあたしの思いのまま。だからあたしはトボけて演技を続
けた。

「あぁ、月子さん。これで、これであなたは僕のものだ」
「あぁ、だめよっ、だめっ。やめて陽子さん」

あたしは両脚を先生の脚の間に入れながら、体を下へとズラしていった。
そして大きな乳房を鷲掴みにした。
「月子さんの胸、なんて柔らかいんだ……」
鷲掴みの乳房を揉みし抱き、ギュッと握って飛び出した乳輪に沿って、舌先で
輪を描く。
「はぁぁ、あぁぁ~、よ、陽子さぁん」
先生が背中を反らしてよがって見せた。目の前の乳首はもう、コリコリのシコ
シコになっている。
あたしは両手の親指と中指で、そんな二つ乳首をチョンと摘んだ。そしてそま
まコリコリと指先で弄ぶ。
「あぁぁ~ん、そんなっ、あぁぁ~だめっ……」
あたしの下で、切なげな顔で先生が悶えている。
でも先生、まだ幕は上がったばかり。まだまだこれからですよ。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土