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あなたの燃える手で

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Summer Ecstasy

【10】
今夜は何だかとっても意地悪な気分だ。
責めたい虐めたい。人一倍敏感なこの子を思う存分。麗子の胸の中は、そんな
想いが悶々としている。
拷問ごっことは言っているが、マリアが全てを白状してもやめる気はない。
拷問は永遠と続くのだ。
必死に赦しを請うマリアを弄び、何度も寸止めを繰り返してやろうか……。
麗子の頭には、スラスラと残酷なシナリオが書き上がっていった。
麗子は1度ベッドから降りると、その為に用意しておいたのか、ティッシュ
ボックスほどの箱を手にしてベッドに戻った。

麗子は改めて、四つん這いのマリアの肉豆の皮を剥いた。
左手で剥いたその皮を、戻らないようにしっかりとおさえると、ティッシュ
ボックスほどの箱から耳かきを摘み上げた。そしてそれをマリアに見せると、
剥き上げた肉豆に近づけた。
「あっ、れ、麗子様。な、何を……」
四つん這いのまま振り返るマリアに、麗子は妖艶な熟女の微笑みを浮かべた。
「何をって、こうするに決まってるでしょう。ほぉ~らっ」
小さなスプーンのような耳かきの先が、肉豆の根本から先端に向かって掻き上
げた。
「ひっ、ひぃぃ~。そ、そんな、だめっ、だめですぅぅ~」
「んん? 何がダメなの? マリア」
そう言って、もう1度同じトコロを掻き上げる。
「ひぃぃ~、それは、それは効きすぎますぅ」
「あらあら、それじゃ拷問にはちょうどイイわねぇ~」
「そんなっ、あぁっ、ひぃっ、だめっ、だめっ。お赦し下さい、麗子様ぁ~」
「だめよっ、拷問なんだから。さぁ、おっしゃい。朝バスルームで何をしてい
たの」
「それは……」
「言わないと、こうよ」
再び耳かきが肉豆を掻き上げた。今度は数回連続で同じトコロを掻き続ける。
「あぁ~、あぁぁ~いやぁぁ、お赦し下さい、お赦し下さい、麗子様ぁ~」
「言うまで止めないわよ、ほらっ、ほらほらっ、正直に言いなさいマリア」
「は、はい、言います、言いますからぁ~」
麗子はその言葉に耳かきを持つ手の動きを止めた。
「何をしていたの?」
「オ、オナニーです……」
「嘘おっしゃい。響子ちゃんと一緒だったでしょう。全部判ってるのよ」
「で、でもぉ~」
「そう、どうしても言わないのなら言わなくてもイイわ。その代わり拷問は止
めないわよ」
「えっ……?」
麗子はマリアを仰向けにすると、両膝を折りたたませ、太腿と脛に縄をグルリ
と回して縛り上げた。
マリアはM字開脚でベッドに横たわった。その股間の正面には、耳かきを持っ
た麗子が座っている。
「最初からこうすれば良かったわ」
「あぁ、麗子様……」
マリアは自分の両脚の間から、自分を見下ろす麗子を見た。
「イイのよマリア。あたしはあなたを虐めたいだけなんだから……」
そう言いながら左手で肉豆の皮を剥き上げると、耳かきをソコへと近づけた。
「あぁ、いやっ、いやっ……」
「さぁ、カリカリして上げてあげる。時間を掛けてたっぷりとね……」
「あぁ、言います、言います麗子様」
マリアは泣きそうな顔で麗子を見つめた。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土