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あなたの燃える手で

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Summer Ecstasy

【8】
就寝前の麗子の部屋は、まだ明かりが煌々と着いていた。
「何ですか? 麗子様ぁ」
この時間に麗子の寝室に呼ばれれば大体察しは付くが、マリアとしても朝は響
子に、昼はママにと、今日は何だか逝ってばかりだ。
出来れば今夜は早く寝たかったのだが……。

「服を脱いでコッチにいらっしゃい、マリア」
そう言って麗子がベッドを叩いた。
「はい……」
マリアは全裸になってベッドに上がると、麗子の隣に横たわった。
「俯せになって」
「はい……」
言われた通り俯せになったマリアの太腿辺りに、麗子が突然馬乗りになった。
「あっ、いやっ」
そしてマリアの両手首を掴むと、最初から用意していたのか、縄で2つの手首
を1つに縛り上げてしまった。
そしてマリアの脚の間にお尻を据えると、彼女の腰を持ち上げ四つん這いにし
てしまった。四つん這いと言っても、その恰好はお尻を高く上げ、頭は枕に押
しつけるような恰好になっている。
「あぁぁ~ん、麗子様ぁ。こんな恰好……」

「全部喋ってもらうわよ、マリア。朝からバスルームで響子ちゃんと何をして
いたの……?」
「えっ? べ、別に何も……、してなんか……、いませんケド……」
「だめよぉ、誤魔化しても。ちゃぁ~んと聞こえたんだから、マリアのイヤラ
シい声が」
「何か気のせいじゃ、さもなければ聞き違いトカ……」
「あたしがマリアの声を聞き違えるわけ無いでしょう。しかもアノ時の声を」

まさか、そんな……。
朝の響子との出来事は……。確かにバスルームの外に人の気配を一瞬感じた
が。麗子様は見て見ぬフリをしてくれたモノだとばかり思っていた。

「さぁ、マリア。正直におっしゃい。バスルームで響子ちゃんとナニしてた
の? 何かイケナイコトしてたんじゃないの?」
「何も、何もしてません」
「あらあらっ、そう言い張るのね。それじゃこの体に聞いてみましょうねぇ」
「えっ?」
「だから体に聞くのよ。この敏感な体に。どこをどうすればどうなるか、全部
知ってるこの体にね」
「あ、あのう麗子様……」
「朝までジックリと虐めてあげるわ」
「そんなっ、それだけは……」
「もう遅いわよ、マリア。こうやって虐められるのが、大好きなクセに……。
今夜は拷問ごっこよ」
「えぇ、そんなっ。お赦し下さい麗子様ぁ」
「ふふふっ、楽しみねぇマリア。どうやって泣かしてやろうかしら」
マリアは突き上げたお尻をモジモジと動かした。

麗子はマリアのしていたコトは百も承知だ。
そしてマリアも、麗子がそのコトを知っているのはこれまた百も承知。
つまりお互い全部知っていての拷問ごっこというワケだ。

「ほらっ、大人しくしなさい」
麗子がその白桃のようなお尻をピシャリと叩いた。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土