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あなたの燃える手で

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御令嬢妄想奇譚

【31】
「あたしを逝かせるって……、先生どういうコトですか?」
「言葉通りの意味よ。みんなの見てる前で、あなたを逝かせるのよ」
「そんな……、いやです」
「うふふっ、イイじゃない。生まれて初めての絶頂をみんなに見てもらうの。
みんなの前でヒーヒー言わせてあげる」
「いやっ! そんなのいやっ! それにこの人達は、誰なんです……?」
あたしはX字の磔状態のまま、仮面を付けた4人の女を見ました。
「あたしのお友達よ。あなたには関係ないわ」
そして佐智枝さんの声が聞こえたのです。
「お願い、こんなコトやめて梓……。絢音お嬢様は本当に」
「そう、正真正銘のバージンよねぇ。だからイイんじゃない……。きっと素晴
らしい悶えっぷりを鑑賞できるわ」
「もちろん、あたし達もお手伝いしましてよ」
そう言ったカラスの仮面があたしを見つめます。
「いい子いい子しながら、いっぱいいっぱい虐めてあげる」
優しくも残酷な言葉は花の仮面です。
「そうね。始めましょうか……」
「梓さん、あなた本当にこんなコト……、正気なの?」
「冗談でココまでしないわよ。佐智枝さんもタップリ可愛がってあげる。あな
たはバージンじゃないから、思いっきりね……」

そこまで言うと、梓さんは仮面の4人に大きなハサミを渡したのです。
「まぁ、大きなハサミ。大事なトコロを切らないとイイけど……ふふふっ」
手にしたハサミを、青いラインがS字に横切った水の仮面が見ています。
「それよりも、このハサミであの膜をチョッキン……っていうのはどう?」
「まぁ、残酷ですコト……。ほほほっ、ほほほほっ」
月の仮面の言葉に、みんなが笑っています。
「お楽しみは後にとっておいて、まずは佐智枝さんから……」
「まぁ、梓さんったら、相変わらず焦らすのがお上手ですわ」
カラスの仮面はそう言うと、他の3人と共に吊された佐智枝さんを囲むように
立ちました。
そして4つのハサミが、ジョキジョキと白いナース服の上下を切り裂き始めた
のです。それは裾から袖から至る所から切られ、まるで稲妻のような切れ目が
服全体に走っていきました。
もちろんスカートもボロボロになって、その切れ目からはショーツが見えてし
まっています。
あぁこれは、あたしが始めてこの地下室に来たときの妄想と同じです。その妄
想の中では、佐智枝さんがあたしの服を……。

「きゃぁ、やめてっ、いやっ、いやっ」
「ふふふっ、まるで "陵辱される熟女ナース" って言ったことろね、佐智枝」
「ピッタリなタイトルですわ。でもせっかくのコスチューム、全部切ってし
まっては勿体ないですわねぇ」
カラスの仮面の口元が、黒いクチバシの下でニヤリ笑っています。
「そうね、ナースって判る方が興奮するもの。それよりも……」
水の仮面が1歩前に進み出ました。
彼女はボロボロになったナース服のボタンを全て外すと、ブラの真ん中にハサ
ミを差し込んだのです。そしてシャキッと言う音ともに、その真ん中を切り離
してしまったのです。
前がダラリと開いた無残なナース服。しかしブラはその下で、かろうじてその
位置をキープしています。それは肩紐が残っているからでした。
「これを切ったら……」
「いやっ、やめてっ……」

白い肌が盛り上がった柔らかな胸。その大きな胸が、4人のセレブの前に晒け
出されようとしていました。
「お願い、お願いだからこんなコトやめて」
激しい羞恥心から、佐智枝さんはもう泣きそうな顔をしています。
水の仮面は刃の上に肩紐を乗せ、いつでも切れると言わんばかりに嬲ります。
憎らしいほど爽やかなその青い仮面の下で、彼女は一体どんな残酷な笑みを浮
かべているのでしょう。
無表情な仮面までもが、意地悪く笑っているようにあたしには見えたのです。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土